ダラダラと長時間勉強していては,いくら勉強時間が長くても実力がつきません。
できるだけ集中力を維持する必要があります。
その方法を説明するにあたって,この間の新春ガイダンスでその方法の一部を実践しています。
本試験まで5ヶ月+α
「新年に誓う5ヶ月合格の『計』」
講義というものは基本的に受身であるため,集中して聴けないこともあります。
もちろん,内容にも大きく左右されますが,講師があることをすることによって集中力を高めることができます。
それは,講義中に,受講生が能動的に何かをしなければならない(考えなければいけない)時間を作ることです。
上記のガイダンスだと,途中で以下の2つのことをしています。
① あえてパワーポイントを使わずに板書して写して頂く
② 問題を投げかけ考えて頂く
①について
何度か板書していますが,パワーポイントにすることも可能でした。
しかし,あえて書き写すという動作をして頂くために,全てをパワーポイントにしませんでした。
②について
いきなり,「理解できない事項もある」という話の主旨と関係のない刑法の問題を出しました。
この①②は,どちらも能動的な動作(思考)をして頂くためです。
能動的な動作(思考)をしている方が集中できることは,よく言われることです。
たとえば,授業を聴いている時に眠くなった経験は誰でもあるでしょうが,自分がしゃべっていて眠くなった経験はほとんどないと思います。
しゃべっていて眠くなるという時は,かなりの睡眠不足ですから寝た方がいいです。
これらは,大学受験予備校の講師などが使うテクニックです。
板書を多くして書き写して頂いていては時間がもったいないですが,全く書き写す時間がないというのも上記の点から問題です。
僕の1年合格コースやガイダンスは,基本的にこの方法で行いますので,よろしくお願いします。
この視点を,普段の勉強にも取り入れて下さい。
つまり,受身である講義を聴く・テキストを読むという作業を長時間し続けるのならば,合間に能動的な動作を入れて下さい。
講義だと講師のスタイルによって違ってくるので,テキストを読む時の話で説明します。
たとえば,テキストをただ黙読するのではなく,条文を声に出すという動作を間に入れます。
テキストでアウトプットする(脳内復元する)ということまでできれば,さらに長時間集中力を維持することができます。
「勉強の途中に能動的な動作を入れる」,これを意識して下さい。
少し違う話ですが,受験生時代から,部屋でローズのアロマをたいてました( ← この表現であってるんでしょうか…)。
バラの香りが脳の記憶を司る海馬の活性化に有効であるという実験の結果が出たそうなので。
他にも,購買意欲を高める香りとかがあって,既に活用している企業もあります。
今も,ローズのアロマをたいています。
「こいつとローズ…」……僕自身が1番気持ち悪い組合せだと思っているので,お許し下さい。
実験結果は出たそうですが,実感では効果は分かりませんでした。
ただ,受かるためには何でもするという必死さはありました。
なお,余談ですが,上記のガイダンスの良い所は,パワーポイントの画面が映っている時間が長いことです。
僕の顔をあまり観たくないという僕みたいな人にお勧めです。
パワーポイント,すばらしい!
(今日のつぶやき)
本の帯に書いた「5年後」というのは,AKBが大ブレイクするのに5年かかったからということではありません。
カーティス・カールスンが,5か年計画を提唱しているからです。
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