*生々しくお金のハナシも書きました。「こういう記事は書かないほうがいいよ」とよく言われるんですが,私の本音ですし,あと単に書きたいので,書きます。それに,こういう記事もあったほうが面白くないですか?
平成30年度向けにおいても,私は中上級講座を担当しません。
「松本の中上級講座があったら受けるんですけど」とおっしゃっていただく方もいるのですが,申し訳ありません。
もし中上級講座を担当するのなら,基礎講座を担当しません。
大きな理由が,今の私の考え方に「1週間のうちお金が発生する時間を少なくしたい」ということがあるからです。
これからの時代,「対価として確実にお金を得られる時間をどれだけ少なくできるか」が勝負だと考えています。
お金を得られる時間は,お金をお支払いいただく方のために働く必要があります。
もちろん,その時間で自分のスキルもアップします。
講師であれば,たとえば,講義スキルがアップします。
しかし,それは付随的なものであり,お金をお支払いいただく方のために働くのがメインです。
お金をお支払いいただいている方がいるわけですから,第一に自分のために働かないのは当たり前ですよね。
そうすると,純粋に自分の成長のために使える時間は,「確実にお金を得られない時間」です。
私だと,1円も対価が発生しない以下の時間です。
1.講義の予習
2.予習以外の勉強
3.講座専用ブログの記事の更新(過去問全肢のテキストの根拠ページや解説を書く)
4.受講生の方からのご質問・ご相談に対する返信
5.書籍の執筆
6.このブログの更新
7.Twitterの更新
8.法律と関係のない一般書を読む
正確にいうと,5.は,運良く出版が決まれば,1~2年後に対価が発生します。
6.と7.は,1月の広告収入として月の携帯代くらいは得ることもできますが,ブログ記事1本分を他の媒体に提供すれば月の携帯代以上の報酬が得られるので,金銭目的でやっているわけではありません。
私は,「誰が見てもあいつが1番だよね」と言われる講師になりたいので,「1週間のうち確実にお金を得られる時間を講師の中で最も少なくしたい!」と考えています。
現在,「1週間のうち確実にお金を得られる時間」は,「9時間(基礎講座の講義時間)」のみです。
4月にいたっては,「1か月間で6時間」でした。
これが,ベストだと考えています。
だから,基礎講座と中上級講座の双方を担当するということもしません。
また,今は実務もしていません(かつては不動産登記中心の事務所にいました)。
そうやって,自分の成長のために使える時間を最大限に増やすことで,基礎講座の受講生の方に密度の高い情報を提供することができ,書籍を出し続けることができると考えています。
もちろん,この記事の大前提として,私は,講師になってから仕事をしなかった日はノロウイルスにかかった1日だけですし,起きているほとんどすべての時間を仕事に充てています。
変わった考え方と思われるかもしれませんが,今後のこの国の生産性を上げるポイントは「できる限り多くの人が1週間のうち確実にお金を得られる時間をいかに少なくできるか」になると思います。
企業は,原則残業禁止にするべきなのは当たり前ですが,先進的な企業はもうすぐ週休3日制や週休4日制を導入すると思います。
週休3日制や週休4日制のほうが,社員が自由に使える時間が増え社員のスキルが上がり,業績が上がると思います。
在宅ワークや副業OKの企業は徐々に出てきましたしね。
ちなみに,私は週休5日で,在宅ワークで副業OKです。
ということで,私の講座を受けたいとお考えいただいている方は,私が来年度向けに担当する大きな講座は基礎講座のみなので,そちらをご検討いただければ幸いです。
松本 雅典