午前択一・午後択一共通に引き続き,午後択一特有の話です。
目次
午後択一
1.肢を読んで正誤がわからなかったら次の肢へ
「アを読む→これ何の話だっけ。何回もやったんだよな。う~ん。もう1回肢を読んでみよう→アをサラっと読む」
アを再度読むなら,イを読んでください。
また,正誤を考えるのも長くて1~2秒です。
1~2秒考えて出てこなかったら,イにいってください。
ほとんどが組合せ問題なわけですから,アが要らない確率は高いのです。
というより,各肢の難易度を考慮しなければ,アがわからないと答えが出ない組合せ問題はありません。
「正しいものの組合せを選べ」で,エが確実に合っていると判断でき,下の候補に「4 ウエ 5 エオ」とあれば,ア・イはまったく正解と関係ない肢となります。
アで悩んだ時間がまったく無駄かもしれないんです。
オまで読んで,アを判断しないといけなかった問題であり,1問2分のペースに時間があれば(なかったら絶対にマークしてください),アを再度考えるまたは読むでいいんです。
「組合せ問題は,判断する必要のない肢のほうが多い」
頭ではわかっているはずが,解く際に実践できていない方が多いこの「当たり前」を胸に刻み込んで本試験に持っていってください。
2.民訴・民執・民保は正解している感覚は2~3問/7問
昨年度は簡単な年度でしたので(第3問以外は取れました),安易に考えれば,今年は 難しい年です。
難しかったとしたら, 合格者でも「正解している感覚は2~3問/7問」という方は多いです。
難しければ民訴・民執・民保で4問正解で十分ですが(2問正解で合格する方もいます), そうすると正解している感覚は2~3問となります。
一番大事なことは,7問目まで終わって「ヤバい…。ほとんどできていない。足切りになるかも」と思わないことです。
3.できれば11問目までを15分以内に
登記記録問題や少し考えさせる問題(ex.昨年度の第22問)があった場合は,なおさらです。
そうすると,午後択一は1問2分のペースですが,11問目までは15分(理想的には11分〔1問1分〕)で終わらせたいです。
4.不動産登記法に時間をかけすぎず商業登記法に16分は残す
記述に入る時間を遅らせることはできませんから,「商業登記法8問に10分しか残らない」などという方はザラにいます。
「最後の2問は肢をまったく読まずに『2』にマークした」などという方もいます。
一般的に商業登記法の択一は正答率が低いためそれでも合格する方も多いのですが,平成25年度・平成26年度は株式会社からの出題が多かったので(平成25年度は5~7問〔数え方によります〕,平成26年度は7問),16分残せれば解ける問題は多かったです。
私は,今年は株式会社の出題が減少すると思っていますが,それでも時間をきちんと残せば解ける問題は多いと思います。
出題していない基本事項は多数ありますので。
商業登記法に時間を残せるかは,不動産登記法に時間をかけすぎないかで決まります。
まず,冒頭に記載した1(肢を読んで正誤がわからなかったら次の肢へ)は実践してください。
そして,登記記録問題や少し考えさせる問題(ex.昨年度の第22問)は飛ばしてください。
本試験をイメージして,前回の記事と今回の記事を再度読んでくださいね。
私たちは絶対に勝ちますよ。絶対に。
負けるためにやってきたんじゃない。勝つためにやってきたんだから。
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