私が昨日の即日検討会で申し上げた予想基準点は,以下のものです。
午前択一 27問
午後択一 27問
根拠を申し上げます。
午前択一
憲法・刑法は,6/6(最低でも5/6)獲れます。
民法は難化しています。
個数問題が5問(個数問題はすべて民法)あったという形式的な点に加え,内容面からも「債権者の交替による更改」(第17問)「組合」(第19問)などマニアックな論点からの出題もあったことが理由です。
会社法は少し難化しています。
第28問は無理でしょう。
ということで,民法の難化でやられた方が多いと思いますが,「憲法・刑法が簡単だったこと」「近年は受験生の方全体のレベルが上がっていること」から,予想基準点は「26問」とはせずに「27問」と申し上げました。
ただし,受験生の方のお話しをお聞きした今では,「26問」もあり得るのかなと思っています。
午前択一でやられている方は,例年以上に多そうです。
午後択一
民事訴訟法は,昨年とうってかわって簡単になりました。
ただし,第3問は難しいです。
民事保全法は大丈夫でしょう。
典型的な出題です。
民事執行法は個数問題なので,間違えた方が多いかもしれません。
司法書士法は,「平成11年までの論点もやりましょう」と申し上げていましたが,平成11年までの出題からも出ましたね。
『Realistic Text』(平成26年度向け)で正解できます。
供託法は,例年どおり簡単ですね。
不動産登記法は,難問が含まれていました。
第13問・第25問などです。
こういうのは,間違えても構いません。
商業登記法は,個数問題があるという点を除いては,簡単です。
なんと第28問以外の7問が株式会社からの出題です。
持分会社や法人法はどこにいったんでしょう。
ということで,不動産登記法は難しかったですが,「民訴が簡単になった」「商業登記法が株式会社からの出題ばかりだった」「近年は受験生の方全体のレベルが上がっている」などということから,予想基準点は昨年度の基準点と同じ「27問」と申し上げました。
より詳細に分析するため,今は,全肢と『Realistic Text』および過去問との照らし合わせをしています。
記述については,また書きますが,一言だけ申し上げると,不動産登記(記述)は枠ズレが多発していると思われます。
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【平成26年度司法書士試験の記述の予想基準点】
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