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追っかけチャレンジコースのガイダンス動画です。
今から,「どうにかして平成26年度司法書士試験に間に合わせたい」という方は,ご覧下さい。
「5ヶ月合格法」ならまだ間に合う!
リアリスティック一発合格松本基礎講座 追っかけチャレンジコースガイダンス
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1年間の講義の中で,毎年,必ず一度お話することなのですが,合格後に1点だけお願いしたいことがあります。
「私のことは嫌いでも,辰已法律研究所さんのことは嫌いにならないで下さい」ではありません。
「記述の開示請求答案をお送り下さい」でもありません(これは,例年どおり今年度も募集しますが,また後日お知らせ致します)。
上から目線で誠に恐縮ですが,1度だけ偉そうに申し上げさせて頂くのをお許し下さい。
「先生」という言葉に気をつけて下さい
みなさんは,これから「先生」と言われます。
もしかしたら,既に言われているかもしれません。
私は,最終発表の前に司法書士会に研修の資料請求で電話した時に,「先生のご自宅に郵送すればよろしいですか?」と言われました。
この「先生」という言葉。
人間をダメにします。
「自分が偉い」と勘違いしてしまうのです。
私の経験でいうと,こんな話があります。
辰已法律研究所さんのある校舎に初めて伺った時です。
場所がわからないので,社員の方に駅まで迎えに来て頂きました。
講義前に軽食を摂りたかったので,校舎に行く途中で,社員の方と一緒にコンビニに行きました。
その時,思いました。
「これが当たり前だと思ったら,最低の人間になってしまう」
講師が予備校よりも偉いというのは,完全な勘違いです。
講師室に行けば,お茶を出して頂いたり,気を使って頂いたりします。
それは,講師が偉いからではなく,予備校にとって講師は取引先だからです。
取引先の方がオフィスにいらっしゃったら,お茶を出したり,気を使ったりするのは当たり前です。
それと同じことなんです。
講師が予備校よりも偉いということは決してなく,講師と予備校は,“完全に対等”です(よって,講師も取引先に対しての礼儀を尽くす必要があります)。
それを決して忘れてはいけないと誓いました(ただし,取引先ですから,どちらも仕事上必要な要求はします)。
「先生」と呼ばれる職種には,少なからず自分が偉いと勘違いしている人間がいます。
教師,議員,医者,弁護士,司法書士。
それにもかかわらず,教室に行けば,生徒や学生から「先生」と言われます。
議員は,国民から選ばれている立場です。
医者,弁護士,司法書士は,お客様(及び国民)からお金を戴いている立場です。
たとえお客様がギャンブル依存症の多重債務者の方であったとしても,弁護士や司法書士のほうが立場は下です。
もちろん,これらの職種にも,謙虚な普通の方もいます。
私も,学校生活の中で,普通の教師2名にお会いしたことがあります。
また,最近では,医者は謙虚な方が増えてきています。
なぜこのような話をするかというと,私達の世代(私は一昨日,27歳になりました)は,「先生」と名のつく者が偉いなんて全く思っていません。
私の親世代には,「学校の先生はものを教えてくれるので,尊敬しないといけない」「お医者様は病気を治してくれる偉い人」などという考えがあります。
しかし,私達の世代は違います。
中学生の時には,友人と,「教師って,20代前半の頃から『先生』って言われているから,大人としてダメなんだよね」という話をしていましたし,少しでも偉そうな医者であったら,別の病院に行きます。
これからは,そういう世代がお金を払います。
偉そうに申し上げて,大変申し訳ありません。
みなさんに偉そうに申し上げるのは,この話以外には一切ありません。
私も,以下のことを常に肝に銘じて仕事をしております。
調子の良い時は,偉そうにしていてもチヤホヤされるが,そうしていると,少し調子が悪くなった時に捨てられる
ということで,辰已法律研究所さん,ホームページ,パンフレット,レジュメなどで,私に「先生」と付けるのはやめませんか?
呼び方も,「さん」付けで結構です。
出版社の方も,よろしくお願い致します。
受験生の方も,講師に「先生」を付けなくて結構です。
友達ではないので,社会常識的に呼び捨てはどうかと思いますが,どの講師に対しても「さん」付けで結構です。