タテ軸で踊るな!ヨコ軸とタテ軸とは?

モチベーション

 


 

 

この講演が実現することはないと思いますし(笑),合格者の方の前でお話する機会も特にないので,ブログに書きますね。

 

この記事では,3つ目のハナシを書きます(1つ目と2つ目を書くかは未定)。

こういうハナシは絶対に実体験を話すべきなので,私のハナシを書きますね。

*偉そうに書いていますが,半分以上は自分への戒めです。

 

 

 

みなさんは,これからは,自分自身または自分が作り出した商品(自分の分身)を売っていくことになります。

自分がブランドになるわけです。

私であれば,「松本 雅典」というブランドを買う価値があるものにしなければなりません。

 

これなんですが,思っていた以上に売れるときがきます。

そのとき,以下の「青」なのか「赤」なのかを冷静に見る必要があります。

 

 

 

 

このグラフは,上にいけばいくほど実力があることを表しています。

青だったらいいんです。

危険なのは,赤です。

 

合格から1年後に,『司法書士5ヶ月合格法』(赤い本)を出しました。

謙遜したりすると伝わらないので正直に書きますが,“メチャクチャ”売れました。

発売時の発行部数が5,000部でしたが,1週間かからずに増刷になりました。

年内に10,000部を超え,その後20,000部を超えました。

今の出願者数以上です。

 

そこら辺の芸能人の本や写真集よりも売れました。

出版社さんの方は,「この本のおかげで今年の弊社は!!」とおっしゃっていました。

かつて,発行部数100万部の書籍も出したことがある出版社さんなのでお世辞なのですが,私は簡単に木に登るタイプです。

 

しかし,合格から1年後ですから,この売れ行きは実力ではなかったんです。

今では誰も感じないでしょうが,当時は,「5ヶ月」というのがいきなり世に出て,インパクトが相当大きかったんです。

つまり,その瞬間にマッチしただけなんです。

これが,「赤」の正体です。

 

 

 

 

「赤」は,他には,流行っているものの真似をした,インフルエンサーが紹介してくれたなど色々とありますが,共通点は「その瞬間にマッチしただけ」なんです。

実力が伴っていません。

 

私が幸運だったのは,すぐに「赤」だと気づく機会があったことです。

 

本を出した数ヶ月後に,ある講座を担当しました。

本はすでに10,000部とかでしたから,「どれくらい受講する人がいらっしゃるんだろう?」と楽しみにしていました。

しかし,初回の講義を教室で受講された方は「4名」でした。

2回目は「3名」になり,3回目からは「2名」になりました。

「1名になったらどうしよう……」と思っていました。

(受講していただいた方,本当にありがとうございます)

 

本は10,000部でも,何万円もする講座にお金を払っていただける人数は,これが現実だったわけです。

その時,「青」ではなく,「赤」だったと気づきました。

 

「ヨコ軸(実力)を上げていかないとダメなんだ。本が売れたのは,タテ軸がたまたま上がっただけなんだ。」とわかりました。

 

その後,基礎講座を担当することになりました。

 

最初の数年は,受験生時代より長い時間仕事(勉強)をしました。

1日20時間以上は当たり前で,1週間のうち何日徹夜したかは記憶していません。

 

その後は,タテ軸がたまたま上がることはなかったと,私は認識しています。

今でもまだまだですが,ヨコ軸を上げることだけに集中できてきたと思います。

 

教室に「2名」からスタートしましたが,今では合格者数だけで20名を超える(私の基礎講座を受講していただいた方から今年に合格報告を頂いた数)ようになりました。

ヨコ軸はまだまだ十分には上がっていないと思いますが,これからも少しずつ上げ続けることだけに集中します。

 

 

 

この「青(ヨコ軸)」と「赤(タテ軸)」のハナシ,実は最初から知っていたんです。

ただ,本が売れた時,思い出せませんでした。

気づいたのは,最初に講座を担当した時です。

 

だから,みなさんにタテ軸がたまたま上がる時がきたとき,このハナシを思い出せるとは限りません。

ただ,知らないと,「タテ軸がたまたま上がっただけだ!」と考えられる確率は0%に近いです。

この記事で,その確率が上がればいいなと思います。

 

こういう経験談を伝える意義は,そういうところにあると思います。

 

 

 

……といった類のハナシが何個もあるんで,どっかで1時間(30分でもいいや)話したい!

 

「司法書士として……」とかいうハナシは私にはできませんが,こういうハナシも面白くないですか?

 

 

 

松本 雅典

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