過去問について以下の2つの記事を書きましたので,過去問に対する認識をまとめておきます。
過去問を何度も繰り返す時代は完全に終結した
過去問を繰り返すだけでは過去問知識を習得することもできない

結論

1.過去問知識だけで合格することはできない
2.過去問を繰り返すだけでは過去問知識を修得する(形を変えて出題されても正解できるようになる)こともできない
3.上記1および2から,過去問を解くのは「3月までに1回」「直前期(4月~6月)に1回」の計2回にとどめる
※特に苦手な分野(ex.仮登記)だけさらにもう1回解くことは,問題ありません。リアリスティック一発合格松本基礎講座をご受講中の方またはご受講されたことがある方は,直前期にご相談ください。状況をお聞きし,特に苦手な分野の過去問だけを解き直したほうがよいと私が判断した場合は,その分野だけもう1回解いていただきます。

4.多数の出題形式に対応できるより抽象的な記載がされたテキスト自体をアウトプットする(本当の力をつける)ことに重点を置く

誤解していただきたくないこと

一連の記事をお読みになって,「松本は過去問を軽視しているんだな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そうではありません。
私は,演習教材では過去問が最も重要であると考えています。
でなければ,過去問の全肢(テキストに根拠があるもの)についてテキストの根拠ページを受講生の方にお知らせするなんてことはしません。
こんなことをしている(こんなに過去問を重視している)講師はいますか?
毎回の講義後に解いていただくすべての問題について上記の作業をしていますので,毎回,講義と同じくらいの時間(3時間)がかかります(講義の翌日の午前中はこの作業で終わります)。
予備校が作成した答練,模試,問題集,講師が作成した問題集など様々な演習教材がありますが,過去問にかなうものはありません。
問題の質が高いかなどという問題ではなく,過去問が「試験委員が司法書士になるために必要だと考えたほとんど唯一の(※)メッセージ」であるからです。
※他にも少しはメッセージがあります。
過去問知識は,形を変えて出題されても正解できるようにする必要がありますが,過去問で正解できる(当てはめができる)ことは最低限必要です。
もちろん,現時点でできる必要はなく,「仮に本試験当日に過去問を解いたら正解できる」ということで構わないわけですが。
過去問は,最も重要な演習教材なんです。
ただ,「本試験の全肢と過去問を照らし合わせると,過去問知識だけでは合格できないことが明らかである。また,過去問を繰り返しているだけでは形を変えられたら解けない蓋然性が高いので,テキスト自体をアウトプットする学習を中心にする必要がある」というだけです。
過去問に対する姿勢について不安がある方は,ご相談にきてくださいね。
過去問に対する姿勢で合否は変わります。
最も重要な演習教材であるため,接し方が難しい教材なんです。
 
松本 雅典


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