不動産登記法の登記記録問題の解き方。
今日の講義の冒頭でご説明するネタなんですが(2回に1回くらい,学説問題を中心に問題の解き方をご説明しています),先取りでブログに書いてしまいます。
不動産登記法の登記記録問題は,昔はよく出ていましたが,一時期お休みがありまして,平成23年度第19問で復活しました。
平成23年度以降は,択一・記述ともに実務と近い形式の登記記録を受験生の方が読めるようになって欲しいとの試験委員の意図が明らかですので,その意図に伴い復活したのだと思われます。
この不動産登記法の登記記録問題を速く処理できるかが,択一の解答時間に影響します。
その対処法ですが,不動産登記法の登記記録問題は「二段法」で解いて下さい。
「二段法」とか名前を付けていますが,この方法は,他の講師でも言っている人はいるはずです。
不動産登記法の登記記録問題は,ニ段階に分けて解いて下さい。
(第一段階)
肢から読み,必要があれば登記記録の一部のみを読む

(第ニ段階)

第一段階の方法で解答が出せなければ,登記記録の他の部分も読む
第一段階について
これで解答が出せる問題もあります。
たとえば,平成24年度第23問。
面倒だと思いますが,お手持ちの過去問集を開いて下さい(辰已の平成25年度向け過去問集ですとNO.128です)。
ア~ウは,登記記録の原因だけを見れば正誤が判断できます。
ア・・・「時効取得」 → 農地法所定の許可不要
イ・・・「相続」 → 農地法所定の許可不要
ア・・・「合意解除」 → 農地法所定の許可必要
エ・オは,登記記録を見なくても,肢だけで正誤が判断できます。
エ・・・「乙区1番の根抵当権の設定の登記」 → 農地法所定の許可不要
オ・・・「乙区2番の賃借権の設定の登記」 → 農地法所定の許可必要
エ・オのように肢だけで正誤が判断できるものもありますので,「必要があれば登記記録の一部のみを読む」としています。
第ニ段階について
第一段階で解答が出せない場合には,登記記録の他の部分も見ます。
見方は,記述で行っている権利関係の把握方法となります。
私の解法で行っている方は,図形式整理法です。
ちなみに,権利関係の把握方法として,登記事項のすべてを書いたりはしないでください。
そんなことをしていて制限時間内に終わるわけがないことは,本試験を受けたことがある方ならおわかりだと思います。
松本 雅典

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