改めまして、本試験、大変お疲れさまでした。
本試験直後の主観に基づく私の基準点予想を申し上げます。
過去の予想
ただ、私の主観に基づく予想は、実際の基準点から少しズレることが多いです。
以下が、過去12年度分の予想(主観)です。
ほとんとが、本試験の当日または翌日にした予想です。
*「( )」が実際の基準点です。
R3 | R2 | R1 | H30 | H29 | H28 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前択一 | 25 (27) |
26 (25) |
26 (25) |
26 (26) |
27or28 (25) |
27 (25) |
午後択一 | 23 (22) |
24or23 (24) |
23 (22) |
24 (24) |
24 (24) |
24 (24) |
H27 | H26 | H25 | H24 | H23 | H22 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前択一 | 28 (30) |
27 (26) |
28 (28) |
28 (28) |
27 (26) |
27 (27) |
午後択一 | 25 (24) |
27 (24) |
24 (27) |
25 (26) |
25 (24) |
25 (25) |
以上のことを前提に、参考程度に予想基準点をご覧ください。
2022年度(令和4年度)の予想基準点
*ただ、現在、リアリ基礎講座の受講生の方からの自己採点結果のご報告を50名程度いただいていますが、30問以上のご報告が大変多いので、基準点「27問」もあるかなと思っています。
午後択一:24問
記述 :予想できません
理由は、以下のとおりです。
午前択一
憲法は、第1問が難しいです。
これは、間違えてもOKです。
民法は、Cランク論点からの出題(第17問の第三者のためにする契約)や少し解きにくい問題(第21問の成年後見監督人)がありましたが、難易度は例年どおりです。
刑法は、第25問(強制わいせつ罪と強制性交等罪)は間違える方が一定数いると思いますが、それ以外は正解したいです。
会社法(商法)は、午前択一の中では最も難しいです。
ただ、例年、会社法は午前択一で最も難しく、それよりは少し難易度が下がっているかもしれません。
第32問(株式会社の計算等)は間違えてもOKです。
第27問(株式会社の設立)は、アの肢に疑義があります。
これは、7月9日(土)の東京と17日(日)の大阪の分析会でお話します。
形式は、「組合せ問題34問」「単純正誤問題1問(会社法の第34問)」です。
午後択一
民事訴訟法が、マイナー科目で最も難しいです。
第1問(訴訟告知)と第2問(訴訟記録の閲覧等)は、間違えてOKです。
民事保全法・民事執行法・司法書士法・供託法は、全問正解したいです
不動産登記法は、昨年度から易化しました。
まず、変わった形式の問題が減少しました。
表形式の問題は、1問(第14問)のみです。
対話問題も、1問(第23問)のみです(非常に短い対話問題なので通常の問題とあまり変わりません)。
登記記録問題は、ありませんでした。
昨年度よりも、細かい知識がかなり減りました(一定数はありますが)。
商業登記法は、例年より易化しました。
全問正解の方もいると思います。
形式は、「組合せ問題35問」です。
以上より、もう少し高い基準点予想もあると思いますが、私の当日の主観は午前択一26問・24問です。
*ただ、前述しましたとおり、午前択一は基準点「27問」もあるかなと思っています。
記述
11年間、開示請求答案の分析を続けてきた私の推測ですが、得点調整がされる年度(ex. 平成26年度、令和元年度)とされない年度(ex. 平成28年度、令和2年度)があるため、記述の基準点を予想することは不可能だと考えています。
……と記載しましたが、データに基づく予想が最も信頼性がありますので、以下のデータリサーチにご協力いただければ幸いです。
みなさんに協力いただいたデータリサーチに基づく基準点予想を、7月9日(土)の東京と17日(日)の大阪の本試験詳細分析会でします。
即日講評動画
昨日の夜に収録した即日講評動画がアップされています。
松本 雅典