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行政書士試験受験後20か月の短期間で合格(平成27年度司法書士試験合格体験記)

合格体験記

以下の記事に引き続き,私の基礎講座出身の方の合格体験記(掲載許可をいただいた方のもの)を掲載していきます。
1.受講開始後,短期間で合格(平成27年度司法書士試験)
2.法律の学習経験なしから20か月で短期合格(平成27年度司法書士試験合格体験記)
3. 諦めそうになったところから合格へ(平成27年度司法書士試験合格体験記)
4. 「最後にこの講座」で合格(平成27年度司法書士試験合格体験記)
みなさんの文章の中で出てくる「緑(の知識)」が,多くの知識を1つ1つ記憶しなくてもよくなる「共通する視点」や「Realistic rule」(このルールで判断して間違えることはないルール)のことです。
「ブログ」は,受講生の方のみにURL・閲覧パスワードが通知される「講座専用ブログ」のことです。

※50音順で掲載しています。 

はじめに

技術系の大学に進学してエンジニアとして就職しました。
就職してから7年~8年経過して、技術職が合わないと感じはじめるようになりました。
学生時代ではサービス業のアルバイトをしていたため、いろんな人と接する仕事がしたい、できれば、専門知識を活かした仕事がしたいと思うようになりました。そして、母が勤めている会社の社長さんに悩みを相談したら、行政書士試験を受験してみては?とアドバイスをもらいました。
半年の勉強を経て合格できました。
ただ、行政書士の資格だけでは独立するのは難しいと思いましたので、訴訟関係や登記申請の代理が独占的にできる司法書士の仕事に魅力を感じ、受験を決意することにしました。

松本基礎講座を受講した経緯

行政書士試験終了後、帰り道で司法書士試験向けの辰已さんのパンフレットをもらいました。
パンフレットを見て衝撃だったのが5か月で司法書士を合格した人がいる。
それも講師をやっているではありませんか。
その人からノウハウを学ぶことができるならば、自分も7か月で合格できるかもしれないと思いました。
そこで、松本先生にメールで相談したらすぐにメールにて回答がありました。
「講義のノルマは必ず守ってください。ガイダンス等を見てください」と回答してくださいました。
そして、ガイダンスを見てビックリしました。
1 過去問のみからの脱却(過去問だけでは合格できない)
2 テキストでインプットとアウトプット(違う問われ方でも解答が出せる)
3 ノルマでこなす(わからないところはあと回し)
行政書士試験では問題演習中心で取り組んでいたため、やり方が真逆だったのです。
やれるかどうか少し不安でしたが、松本先生のノウハウを学んで合格をしたいと思い、受講を決意しました。

私のとった勉強方法

■1度目の受験;11月中旬から4月中旬まで
まず、はじめに取り組んだのが講義日程のノルマです。
11月中旬から4月中旬まで全講義を終えるためには、4日間で3本講義を進めなくてはならないということでした。
先生から、ノルマは守ってくださいと言われましたので、手帳に全日程を書き込みました。
学習方法は、テキストでインプットとアウトプットを行いました。
具体的には、講義が終わったその日のうちに、松本先生が赤線、緑線で引いたところを自分でしゃべりながら、記憶していきました。
その後、青線で引いた理由づけを確認する。
そして、白い紙でテキストを隠し、赤線の内容を口頭で言い、記憶しているかどうかを確認しました。
はじめは、慣れていないので、テキストでインプットとアウトプットはめちゃくちゃ、きついです。
また、注意していたことは、講義の日にテキストの記憶・確認を怠ると復習が倍近く時間がかかってしまうため、必ずその日に復習をしていました。
その後、過去問を解いていき、テキストの該当箇所、ブログでチェックしていきました。
 
翌日は再度、昨日講義で記憶したところ(赤線を引いたところ)を白い紙でテキストを隠し、赤線の内容を口で言えるかどうかを試みました。
言えないときは、再度記憶して付箋をつけて、また翌日に確認してインプットとアウトプットを繰り返していきました。
民法までは行政書士で習っている範囲もあって何とかついていけたのですが、不動産登記法に入った途端、理解できない、記憶してもすぐ忘れてしまう内容(特に総論はイメージがわかなくて辛かったです)が多くなり、できるまで進めるのをやめようと思いましたが、ノルマは守ることにしました。
その後、不動産登記法の記述式の講義になって、イメージがわくようになってきました。
あとから、わかるようになることとは、こういうことなんだと思いました。
不動産、商業登記の記述式のひな型は、音声学習のシャドウイングを実施していました。
毎日30分ぐらい、やる気が落ちる食後等に実施していました。
回数を繰り返していくと、できるところと、できないところが判別していくようになります。
できないところは、テキストでチェックし、できるようになるまで口頭で復習をしていました。(根抵当権と組織再編は、何回も間違えてへこみましたが、あきらめず暗唱していました。)
■1度目の受験;4月中旬から本試験まで
はじめに取り組んだのが講義のノルマです。
3回を目標にテキストを回すことにし、年度別過去問、模試の日程を決めました。
答練はテキストのノルマ重視のため、受講しませんでした。
この時期に気になるのが、模試の成績です。
はじめて模試を受けたとき、正解数が午前23問、午後17問、記述:不登法15点、商登法7点でかなりショックでした。
5か月間休みもとらず、がんばったのに…2日間やる気がなくなりました。
3日目にムカついてきたのでカラオケに行き1日中歌い、ストレスを発散してきました。
どうしてもやる気が起こらないときは気分を変えられる方法を持ってください。
ずるずる引っ張ると時間を無駄にしてしまいます。
2日間無駄にしたのが後悔でした。
本番の結果は午前27問、午後22問と午後の科目で基準点未満となりました。
■2度目の受験
本試験終了後、解答速報にて自己採点を実施しました。
基準点未満だと思いました。
気持ち的には辛かったです。
でも、逃げていては先に進まないと思い、テキストでどれくらい正解ができたのかを確認し、何が原因で間違えたのかを見直しすることにしました。
午後の科目で間違えた原因は、知識の曖昧:6問、あてはめミス:1問、解けない;6問という結果でした。
特に不動産登記法の5問が知識の曖昧が原因だということがわかりました。
不動産登記法のレベルアップを優先することにしました。
7月は休んで、8月の基準点が発表されたあたりから、不動産登記法に着手することにしました。
不動産登記法は、結論が抜けてしまいがちなので、図を描く、または、理由づけ(理解)を重視し、記憶に残るような勉強に取り組みました。
総論部分は自分で語呂合わせを作ったりしていました。
9月中旬からは民法に着手し、年内で主要4科目のテキスト2回転、過去問1回転に取り組みました。
やり方は、テキストでインプットとアウトプットの繰り返しです。
テキストの回数を回すにつれて年明けからスピードが速くなりました。
1度目の受験もあわせてテキストを8、9回転するようになると、全テキストの見直しを含めて1か月ぐらいで回せるようになりました。
見出し等をみると、また、あの論点ね!と勝手に出てきます。
これが松本先生の言っていた合格者のレベルなんだと気づきました。
4月から6月までの直前期はテキストの回数が速く回せるようになったので、条文のシャドウイング(民法、民事訴訟法、民事保全法、民事執行法)を実施し、読み込みを行いました。
過去問も4月から6月にかけて、1度解きました。
答練・模試の活用方法は以下の通りです。
1 時間のシミュレーション
2 間違えた問題をテキストで確認
3 記述式で枠外し、2回目のミス論点の見直し
1については、午後科目:択一70分以内、記述110分で解答する。
2については、答練・模試の復習はその日に必ず終わらせることしていました。
そのため、正解した問題はチェックしませんでした。
テキストに載っていてあれ?どっちだっけ?と思った時は肢にチェックをいれてテキストで見直しをしていました。
間違えた問題は、解説で条文番号、判例・先例を確認してテキストに載っていれば、記憶を再度していました。
載っていないときは、無視していました。
3については、間違いノートに記載する。
そして、本番当日の休憩時間に再確認する。

本試験当日

本試験当日、テキストの持ち込みはしなかったです。
持ち込んだのは間違いノートでした。
午後の試験前に間違いノートを見直しました。
このとき、間違いノートを見直しておいて大正解でした。
商業登記法で、登記で株式交換は本来、第2欄に記載しなくてはならなかったのですが、申請日を見落として第1欄に記載していました。
実は、直前模試で申請日を見落として枠外しの解答をしてしまい、低い点数を取ってしまいました。
まさかと思い、気になって確認したところ、申請日が違うことに気づいて修正することができました。本当によかったです。
間違いノートに感謝です。

最後に

自己採点では基準点+5問だったのですが、記述式で商業登記の役員変更の登記をミスしてしまい、合格できるかどうか微妙でした。
合格発表日まで正直つらい日々でした。
他の資格取得を目指しましたが、気になって集中できません。
来年、受験される方はぶっちぎりで合格したほうが3か月間、精神的にはまだ辛くはないと思いますのでぶっちぎりで合格を目指してください。
以上
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