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「昨年度の『Realistic Text 会社法・商業登記法Ⅰ』は466ページでしたが,今年度は507ページになりました。旧規定を残さないという選択肢は採り得ないため旧規定も残しているという理由もありますが(旧規定か新規定かはわかるようにしています),追加された規定が多いのも理由の1つです。」
やはりページ数が多くなると,受験生の方には嫌がられるんでしょうか。
もしページ数を減らしたほうが好まれるのであれば,5秒で減らすことができます。
今,私の手元に『Realistic Text 会社法・商業登記法Ⅰ』のデータ(507ページ)がありますが,467ページになりました(所要時間5秒)。
内容は,一切削っていません。
変更前の最終ページ
変更後の最終ページ
何をしたかというと,行間を少しだけ狭くしました(17pt → 15pt)。
これで,昨年度のテキストとほとんど同じページ数になりました。
行間を変えるだけで,これだけページ数が変わるんです。
以下の行間の違い,わかります?
変更前(17pt)
変更後(15pt)
「行間を少しだけ狭くしました」と先に申し上げましたので,違いがわかった方もいると思いますが,変更後のテキストだけを受験生の方にお見せすれば,「行間が狭いです」という批判はないと思われます(私の『リアリスティック不動産登記法 記述式』
の行間は14ptであり,もっと狭いですし)。
おそらく,最初に示した以下の画像では,行間の違いに気付かなかった方が多いと思います(以下の画像をお見せした段階では,まだ行間を狭くしたことは申し上げていません)。
変更前の最終ページ
変更後の最終ページ
もっとページ数を減らしましょうか?
ページ横の余白を目視で気づかない程度に狭くしたり,文字のサイズを少し小さくしたりするだけで400ページほどにはできます。
他にも,内容を変えずにページ数を減らす方法はいくつかあります。
このように,実はページ数だけでは,テキストの情報量の違いを判断できません。
もちろん,総ページ数が1000ページのテキストと,総ページ数が3000ページのテキストではまるで情報量が異なります。
しかし,400~500ページ異なるだけでは,どちらのテキストの情報量が多いかは,(ページ数だけからでは)わかりません。
ページ数を減らしたほうが受講する人が増えるのなら,減らそっかな…。
ウソです。
意味がありませんので,そんなことはしません。
今の行間,ページ横の余白,文字サイズがベストだと思っていますので。
でも、テキストのページ数って、実はこんなもんなんです。
商業的にページ数を変えることは簡単にできます。
実際に、私は、『リアリスティック不動産登記法 記述式』のときに、出版社の方から「もう少しページ数を抑えて、値段を抑えたい」 と言われ、内容を変えずにページ数を減らしましたから。
本講座のガイダンスは,以下のページからご覧頂けます。特に「民法第1回講義」「不動産登記法第1回講義」「リアリスティック導入講義 民法の全体像1・2」「リアリスティック導入講義 会社法の全体像1・2」をご覧下さい。