『All About』で連載中です。
『司法書士5ヶ月合格法』補足講義については,こちらをご覧下さい。
今日は,記述で時間切れになる原因を考えてみたいと思います。
というよりも,時間切れになる方に,考えて頂きたいと申し上げた方が正しいでしょうか。
※「時間切れ」とは,「試験時間内に答案用紙を埋めることができない」という意味ではありません。「ノルマ達成の発想」を絶対にして頂いているので,それは(本試験中に「30分間意識を失った」などということがない限り)あり得ません。よって,私が申し上げる「時間切れ」とは,「試験時間内に合格点をもらえる答案が書けない」ということを指します。
記述で時間切れになるという方に考えて頂きたいのですが,記述式試験で試される能力とは何でしょうか?
・実体法と手続法の知識
これだけだと思っていませんか?
これだけだと思っている方は,「択一ができれば,記述ができるようになる」という平成19年度司法書士試験までの古びた考え方を信じてしまっている可能性が高いです。
記述式試験で試される能力は,抽象化したとしても,以下のものもあります。
1. 事務処理能力
2. 試験委員の指示に“忠実に”従えるか
「択一でも1と2は必要だ」と思われたかもしれませんが,次元が異なります。
その答えを考えるにあたって,以下の基本を確認して下さい。
Ⅰ 択一は1問2~3分(さらに言えば1肢20~30秒)で解くのに対して, 記述は1問45~55分で解く
Ⅱ 本試験終了時に提出するのは答案構成用紙ではなく答案用紙である
Ⅲ 試験には制限時間がある
すべて当たり前だと思われた方もいるかもしれませんが,私は受験界の当たり前になっていないと思っています。
なぜなら,私の講座をご受講されていない方に,「記述が時間内に終わらないんですが…」とご相談を受けた場合,「私がやってもそのやり方だと終わりません」と答えることがほとんどだからです(この後,「合格する解法を習得しましょう」という話になります)。
「解法」――平成20年度司法書士試験以降はこれが必要です。
今日の記事,つまらなくなかったですか?(リアリスティック一発合格松本基礎講座の受講生の方は,まず「つまらない」と思ったと思います)
「つまらない」と思った方は,以下のどちらかです。
ⅰ 現時点で,記述で時間切れになる要素がない(そんなことは知っているからつまらない)
ⅱ 現時点で,記述で時間切れになる要素がある(どこが重要かがわからないからつまらない)
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