令和2年度についても,約170名の方から記述の開示請求答案をお送りいただきました。
お送りいただいた方,ありがとうございました。
記述が採点された方のうち1割近くの方からお送りいただいたおかげで,実際の採点基準に近づけたのではないかと思います。
お一人お一人の令和2年9月27日の闘いに敬意を表してから,開示請求答案の分析を始めました。
「推測採点基準・採点方法レポート」のアップ・送付・送信
分析が終了しましたので,下記のとおり「推測採点基準・採点方法レポート」のアップ・送付・送信が完了いたしました。
1.令和2年度の開示請求答案をお送りいただいた午前択一および午後択一の基準点を突破された受験生の方(合格者の方を除きます)
5月2日(日)から,辰已法律研究所の受講者特典マイページに「推測採点基準・採点方法レポート」がアップされています。
2.2021年度向けリアリスティック一発合格松本基礎講座を全科目受講された方(答練・模試の受講の有無は問いません)
4月30日(金)に,辰已法律研究所から「推測採点基準・採点方法レポート」の冊子が発送されました。
配送物のご確認をお願いいたします。
*2022年度向けの同講座を全科目受講されている方には,令和3年度司法書士試験の「推測採点基準・採点方法レポート」が2022年5月頃に配付されます。目標年度ごとに配付されますので,今回の配付の対象ではありません。
3.姫野先生
私からメールでお送りしました。
返信メールを頂いたので,無事に届いたようです(^^)
「推測採点基準・採点方法レポート」の内容
配点と採点方法
たとえば,以下のことがわかりました。
・枠ズレの採点方法は令和元年度よりも緩かった(枠ズレの採点方法は変化する)
・枠ズレは他の欄との整合性が問われるのか?
ex. 第2欄(所有権の登記)で枠ズレをした場合に,第3欄~第5欄(根抵当権の登記など)が0点になるのか
・令和元年度と異なり明確に得点調整といえるものはされなかった(得点調整の有無も変化する)
・「どちらかが採点されれば」ということで2つの枠に同じ申請書を書くことは許されるのか?
・戦略が勝負を分け得る
令和3年度の対策
配点や採点方法はもちろんご確認いただきたいのですが,レポートで太字にした箇所が令和3年度の本試験で行っていただきたいこと(戦略)です。
「受かって。受かって。とにかく受かって。」と考えながら書いたことです。
また,令和2年度の推測採点基準だけでなく,令和元年度以前の推測採点基準で令和3年度に役に立つと思われることはすべて書きました。
たとえば,以下のような事項です。
・明らかに配点の低い箇所(いったん飛ばすべき箇所)
・その記載を抜かすとその登記が0点になる不動産登記の地雷
・その欄の記載を抜かすとその登記が0点になる商業登記の地雷
・過去の得点調整
・過去の枠ズレの採点方法
・解答欄を間違えた場合の対処法
・出題ミスがあった場合の対処法
・「就任承諾を証する書面を記載する場合には,資格及び氏名を特定して,記載するものとする。」の注意事項が示された場合に,「取締役J,K,監査役Q,会計監査人R監査法人の就任承諾書 4通」とまとめてもよいのかダメなのかなどの記載の省略方法
27ページのレポートになります。
この試験は,知識はもちろん必要ですが,「情報」「戦略」も重要です。
戦略を立てるのに必要な情報と,その情報から導き出した「戦略」を記載したので,入手可能な方は必ず入手の上ご確認ください。
入手できない方も,以下の動画で推測採点基準を少しお話しし,推測採点基準の一部を知る方法もお話していますので,ご覧ください。
松本 雅典