例年どおり,基準点の予想をします。
記述 :35.0~42.0点の間
択一の予想の理由は,以下のとおりです。
午前択一
平成18年度以降,最高の難易度です。
まず形式ですが,平成18年度以来,会社法(商法)は平成21年度第27問(単純正誤問題)を除き,組合せ問題のみでしたが,平成28年度は個数問題が2問,単純正誤問題が1問ありました。
また,内容的にもキツイです。
第28問の「株式の担保化」は無理ですし,第32問の「持分会社」や第34問の「特定責任追及の訴え」も厳しいです。
第1問と第3問は,正解しなければなりません。
民法は,昨年度からは難化していますが,想定していたほどは難化しませんでした。
ただ,すぐに答えが出る問題(ex.第5問,第7問,第13問,第16問,第17問,第20問,第22問,第23問)と難しい問題(ex.第4問,第6問)の差が激しく,解いていて気持ち悪かったです。
通常のテキストで正解できる問題ばかりであり,会社法の失点数が多くなることから,刑法を落としたのはマズイです。
午後択一
第2問は無理です。
もう1問くらい落としている(計2問落としている)合格者の方も多いはずです。
不動産登記法は,昨年度よりは少しマシですかね。
ただ,後半になるにつれキツイ問題が増えてきましたし,やはり不動産登記法は時間が厳しいです。
商業登記法は,例年の商業登記法の難易度からするとマシなほうです。
近年は,不動産登記法よりも商業登記法である程度稼いでおきたいです。
マイナー科目は昨年度よりは難しかったとはいえ,不動産登記法・商業登記法のことを考えると,「午後択一は昨年度よりも少し易化したので,『25問』という予想」もあると思います。
しかし,受験生の方と同じ時間で解いている私の感覚としては,「平成27年度よりも解きやすかった」という感覚ではありませんでした。
ただ,私の主観に基づく基準点予想は,年々当たらなくなってきています。
受験生時代と合格直後が1番当たっていました(ジャストかズレても1問)。
データに基づく予想が最も信頼性がありますので,以下のデータリサーチにご協力いただければ幸いです。
みなさんに協力いただいたデータリサーチに基づく基準点予想を,7月9日(土)14:30~18:20の本試験詳細分析会(東京・無料)でします。
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