後記のYouTubeの動画の「43:20~」の私の見解をお聴きいただきたいです(5分もありません)。
これは,130名の方(プラス個人的に私宛てに答案をお送りいただいた方)の開示請求答案を分析した結果,私が不可解な採点がされていると判断して残した12通の答案すべてに共通する誤りです。
- 受験生の方へのご注意
ご覧になった方が,ブログなどSNSに記載することは構いませんが,この情報を記載する際は,この情報を知りたくない方が「見るのはやめよう」と思いとどまれる(すぐに目に入らない)ような配慮をしていただければ幸いです。
2ちゃんなど掲示板だと,このような配慮が難しいと思いますので,掲示板などに書き込むのは避けていただければ幸いです。
※レジュメはこちら(PDF)からご覧いただけます。
(参考記事)
・平成26年度の不動産登記(記述)の不可解な採点について※閲覧注意※
・不可解な記述の採点の原因を3つに絞りました※これも閲覧注意※
試験委員の先生方からすると,まったく的外れな基準なのかもしれませんが,仮に合っていたとしても,公平な基準とは言えないと思います。
私が上記の動画でご説明している「この受験生の方は◯◯と判断した」(知りたくない方もいるので伏せ字にします。以下同じ)ということを,◯◯の記載がないことから判断することはできますが,その答案を書いた受験生の方が,◯◯と判断したかは定かではありません。
単に時間がないから,◯◯を書かないでおこうと思ったのかもしれません。
商業登記(記述)で「◯◯の欄を書かないと,◯◯が0点となる」とされたことはあり(平成26年度はこの基準ではありません),それは納得できるのですが,平成26年度の不動産登記(記述)の件は,明確に◯◯と判断できないと思います。
私は130通以上の答案を拝見しましたが,不可解な採点がされている答案を書いた方の実力が,成績通知の点数の実力であるとはとても思えませんでした。
ただ,ペーパー試験という性質上,「この記載がないことから,こう判断する」と画一的に決めているのならば,わかります。
しかし,それならば,採点基準は公表するべきだと思います。
あれだけ厳しい午後の時間設定(私でも解答を書き終わった時点で残っていたのは10分です)であるにもかかわらず,採点基準を公表せず,「書く機会(きちんとわかっていることをアピールする機会)」を与えないのは,法の知識・法的思考力のある者を選抜する試験制度の趣旨にそぐわないと思います。
試験委員の先生方,この記事の無礼な言い回し,お詫び申し上げます。
私は,基本的には「ルールの中で戦うものは,自分を殺し,ルールを作る側に徹底的に合わせるべき」という考えなのですが,平成26年度の不動産登記(記述)の採点には納得できず,私の分析が正しいにせよ誤っているにせよ,あのような採点となった事情を知りたいと切に願います。
※試験委員の先生方の目にとまるよう,SNSなどでこの記事をシェア・リツイートなどしていただければ幸いです。