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『司法書士 リアリスティック不動産登記法 記述式』4月7日(土)発売です

記述

『司法書士 リアリスティック不動産登記法 記述式』が4月7日(土)に発売されます。
書店によっては,4月7日(土)には並ばないかもしれませんが,
4月9日(月)には並んでいると思います。
発売日前ですが,本日,私の所には届きました。

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以前,「図形式整理法」と書きましたが,このように事案を整理していきます。
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以下が,はしがきと目次です。

はしがき

 
 記述式試験とは,実は,人間の脳の性質を理解しているかを試す試験に他ならないのです。
 記述で問われる知識は,択一の知識を超えません。それにもかかわらず,択一(午前・午後)の7 割~8 割5 分の基準点を突破した受験生の半数が,5 ~7 割の点数が獲れずに記述で足切りになってしまいます。原因は,以下の2 つの脳の性質を理解していないからです。
 
①人間は, 5 ~30分前に「気をつけなくては!」と思ったことを都合よく思い出すことができません。この脳の性質が記述において大きな差につながります。その理由は,択一1 問の解答に充てる時間が2 ~3 分なのに対して,記述1 問の解答に充てる時間が45~55 分であるためです。これだけ聞くと,何のことかよくわからないと思いますが,この点が,まさに記述にしかない特徴であり,多くの受験生が見過ごしていることなのです。
②人間の脳には,左脳と右脳があります。このうち,左脳よりも右脳の方がより迅速に物事を認識することができます。いかに,右脳に訴えかける方法で権利関係を整理していくかが,不動産登記法の記述の問題でポイントになります。
 本書は,まさにこれらの基本的な脳の性質から導き出された方法を説明したものです。①から導き出された方法で“正確さ”を高め,②から導き出された方法で“速さ”を高めることにより,記述で他の受験生に圧勝できます。
 また,本書の1 つの特徴として,第3編以降の問題の解説を「合格レベルの受験生であれば,本試験当日にこれくらいのことは頭に浮かぶ」といった視点で説明している点にあります。世に溢れる受験参考書は,ほとんどが講師目線(上から目線)で書かれたものです。しかし,みなさんの目標地点は,何年もその試験の勉強をし続けている講師レベルではなく,「合格レベル」です。本書の第3 編以降の問題の解説では,合格レベルを示しみなさんの目標到達地点を明確にするとともに,そこから確実に合格者になる方法を提示しています。
 みなさんが,本書の方法によって司法書士試験の合格を勝ち獲られ,合格発表の日に人生最高の笑顔をされていることを心より祈念しております。
 平成24年4月
                   辰已法律研究所 専任講師 松本 雅典
目 次
はしがき
本書の位置づけ・・・5
目次
・・・ 6
本書ご利用にあたっての注意
・・・ 10
第1編 記述式試験とは?
第1章 記述式試験で試される能力
・・・ 4
第2章 択一と記述のつなげ方
・・・18
第3章 申請書のひな形を書けるようにするためには・・・20
 1 できるだけ書かずにしゃべる・・・20
 2 まず型を作る・・・22
第2編 解法の解説
第1章 検討の順序・・・27
第2章 登記記録の権利関係を答案構成用紙に整理する・・・33
 1 表題部の見方・・・35
 2 権利部の見方・・・40
第3章 別紙の概要を把握する(SVO式)・・・50
第4章 依頼・問を確認する・・・55
 1 依頼を確認する・・・55
 2 問を確認する・・・66
第5章 答案作成上の注意事項を確認する・・・83
 1 絶対的注意事項・・・87
 2 相対的注意事項・・・96
 3 任意的注意事項・・・112
第6章 別紙,別紙と事実関係,又は,事実関係を検討する・・・113
 1 申請する登記を確定する・・・113
 2 不動産の権利関係以外に答案構成用紙に記載する事項・・・115
第3編 別紙形式(平成21年度本試験)
第1章 問題・・・121
第2章 解説・・・147
 1 検討の順序・・・147
 2 登記記録の権利関係を答案構成用紙に整理する・・・147
 3 別紙の概要を把握する(SVO式)・・・154
 4 依頼・問を確認する・・・178
 5 答案作成上の注意事項を確認する・・・182
 6 別紙を検討する・・・188
 7 答案用紙への記載・・・200
 8 完了後の登記記録・・・205
第4編 事実形式(平成18年度本試験)
第1章 問題・・・208
第2章 解説・・・219
 1 検討の順序・・・219
 2 登記記録の権利関係を答案構成用紙に整理する・・・219
 3 別紙の概要を把握する(SVO式)・・・220
 4 依頼・問を確認する・・・221
 5 答案作成上の注意事項を確認する・・・231
 6 事実関係を検討する・・・238
 7 答案用紙への記載・・・249
 8 完了後の登記記録・・・252
第5編 別紙+事実形式(平成22年度本試験)
第1章 問題・・・256
第2章 解説・・・275
 1 検討の順序・・・275
 2 登記記録の権利関係を答案構成用紙に整理する・・・275
 3 別紙の概要を把握する(SVO式)・・・277
 4 依頼・問を確認する・・・287
 5 答案作成上の注意事項を確認する・・・293
 6 別紙+事実関係を検討する・・・298
 7 答案用紙への記載・・・307
 8 完了後の登記記録・・・313
第6編 別紙+事実形式(練習問題)
第1章 問題・・・318
第2章 解説・・・338
 0 本問作成の裏側・・・338
 1 検討の順序・・・347
 2 登記記録の権利関係を答案構成用紙に整理する・・・347
 3 別紙の概要を把握する(SVO式)・・・349
 4 依頼・問を確認する・・・362
 5 答案作成上の注意事項を確認する・・・373
 6 別紙+事実関係を検討する・・・378
 7 答案用紙への記載・・・389
 8 完了後の登記記録・・・392
条文索引・・・396
判例・先例・登記研究索引・・・397
はしがきは,本書の作成方針です。
平成23年度の本試験から,法務省が詳細なデータを公表したため,「択一の基準点を超えられれば記述の基準点を超えられる」といのが嘘であるということが,判明しました。
平成23年度の本試験は,択一(午前・午後)の足切り点突破者(2,320人)のうち約半数(1,100人)が記述で足切りになりました。 
その大きな原因は,上記のはしがきの①及び②を見過ごしていることです。
①及び②から生まれたのが,本書です。
また,これは,"記述特有の対策”でもあります。
上記のデータ公表により, 「"記述特有の対策” は要らない」と言える講師はいなくなりました。
目次をご覧下さい。
第1編で,記述で得点するためにどんな対策が必要かを説明しています。
第2編は,解法のまとめです(図形式整理法や注意事項の3分類,いかにミスをしないかという工夫などについて書いています)。
第3編~第6編が,実践練習です。
第3編~第6編 は,カコ問(記述)を中心に構成しています。
また,問題としてカコ問を多くしただけでなく,本書全体にあたって,試験委員が受験生に求めている能力を説明することに重きを置いています。
「試験委員はここまでは求めていないので,この方法で」という点が多々あります。
本当は,記述のカコ問を解いて頂きたいのですが,本試験までにどうしても時間がないという方は,本書によってカコ問分析から得られる“試験委員の求めていること”を得ることができます。
とりあえず,自信があります!

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