民事訴訟法をテニスにたとえる?(2)

民事訴訟法

昨日の話の続きです。
昨日の記事をお読みでない方は, お先にお読み下さい。
司法書士試験対策としては, 反訴を以下のようにとらえておけば十分です。
民事訴訟をテニスにたとえて考える。
テニス(
民事訴訟)は,通常はサーバー(原告)が打ったボールで試合をするが(これが本訴),途中からレシーバー(被告)もサーブを打ってきて(これが「反訴」)ボールが2つになるようなものである。
通常の民事訴訟では,ボール(訴え)はサーバー(原告)が打った1つだけです。
これについて,お互いが打ち合い(抗弁の提出,立証,反証etc.)をし,審判(裁判官)が判定を下します。
それに対して,反訴とは,たとえば,売買代金請求訴訟(これが原告(サーバー)が打ったボール)において,被告(レシーバー)が単に否認などをするだけではなく,自らも目的物引渡請求訴訟を提起します(サーブを打ちます)。
反訴が提起された民事訴訟は,普通のテニスの試合と違い,ボールが2つになっている試合だと思って下さい。
司法試験では,定義にも配点があると思われますし,定義を誤用していると「基本がわかっていない」と思われる可能性が高いので,正確な定義を書けるようにする必要があります(実際にすべてを書く学習は非効率的です)。
それに対して,司法書士試験における定義の記憶とは,上記のレベルで結構です。
昨日の記事に記載したような難しい定義を言える必要はありません。 
なぜなら,「反訴の定義を記載しなさい」という出題可能性が,ほとんどゼロだからです。
これが,司法書士試験の勉強であり,私の講義です。
思い出し方(ここで言えば「テニス」)を考え,できる限り負担を減らします。
リアリスティック一発合格松本基礎講座の受講生の方なら,たとえば,募集株式の発行等は「オーディション又は金メダリストの芸能界への進出」が思い出し方ですよね?(秋元さんでも,ジャニーさんでも,好きな方で構いませんが)
募集株式の発行等は,来年の商登法(記述)の出題可能性が非常に高い論点ですが,この手続を1つ1つ思い出せるようにしようとしたら,私のような地頭が悪く記憶力の低い人間であると,頭がおかしくなります。
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