今日,司法試験の合格発表がありました。
合格された方も、残念だった方も、発表までの苦しい時間が今日終わったと思います。
本当にお疲れ様でした。
合格された方,本当におめでとうございます。
残念な結果に終わった方の中には,「弁護士ほど職域は広くないが,同じ法律資格であるから ,司法書士を目指そうか」とお考えの方もいらっしゃると思います。
司法書士試験を目指そうか考えていらっしゃる方に,私からどうしても伝えたいことがあります。
正直,この話を書いてしまうと,司法試験を受験された方で,私のリアリスティック一発合格松本基礎講座をご受講する方は,1人もいなくなるかもしれません。
しかし,たとえそうなったとしても,どうしても伝えたいことがあります。
受験界のタブーに切り込む話です。
この時期になると,司法試験から司法書士試験に転向する方をターゲットに,予備校は「資産(司法試験の学習経験)を活かして,司法書士試験を目指そう」などと宣伝をします。
司法試験の経験者が「資産」があるというのは,客観的には紛れもない事実です。
司法書士試験の午前択一の科目は,憲法(3問)・民法(20問)・刑法(3問)・会社法(商法)(9問)ですから,今,司法書士試験を受けても,午前で30/35問程度獲れる方もいます。
また,午後択一では,民事訴訟法が5問出題されます。
しかし,私は,司法試験から司法書士試験に転向する方には,以下のことを強く強く意識しながら,司法書士試験の学習をして頂きたいと考えています。
司法試験の学習経験は負債だと思って下さい
なぜなら,以下の事実があるからです。
司法試験から司法書士試験に転向して,1回で合格した方は,ゼロに近い
これが,予備校が絶対に公表しない事実です。
私の知る限りでは,1回で合格した方は,1人しかおりません。
もちろん,他にもいらっしゃると思いますが,私は存じ上げません。
私の合格年度は,旧司法試験から司法書士試験に転向され合格された方が最も多い年度に当たると思われますが(同期の集まりがあると10人中1~2人は転向された方でした),ほとんどの方が4回前後かかっており,1回で合格した方には1人も会いませんでした。
それに対して,法律学習経験がない高卒や専門卒の方で,1回で合格した方には何人も会いました。
※ただし,これは,旧司法試験から司法書士試験に転向された方の話であり,現在の司法試験(いわゆる新司法試験)から司法書士試験に転向された方のデータは,不足しています。ですが,そこまでは変わらないだろうと思っております。

客観的な学力では圧倒的に有利なはずなのに,なぜなのでしょうか。
それは,司法書士試験が,客観(学力や能力)よりも主観(意識)で決まる試験だからです。
はっきり申し上げて,司法試験から司法書士試験に転向された方のモチベーションは低いです。
「下位資格にきた」「司法試験よりは簡単だろう」という思いがあるからでしょう。
その気持ちは,よくわかります。
しかし,低い意識で受かる試験ではありません。
どれだけ司法書士試験合格へ意識を高めていけるかで合否が決まります。
今日の話は,信じられない方が多いかもしれませんが,今日の記事を司法書士試験の合格者の方(司法試験から転向された方など)に見せてみて下さい。
まず,ほとんどの合格者の方が「正しい」と言ってくれるでしょう。
司法試験を受けられた方で,今日の記事を読まれた方は,私に嫌悪感を抱かれた方も多いと思います。
私のことは嫌いになって頂いても構いません。
しかし,司法試験の学習経験は負債だと思い,意識を高めて下さい。
(私は,前田敦子ではありません)

おそらく,今日の記事には,相当な批判がくると思われます。
しかし,「司法試験から司法書士試験に転向して,1回で合格した方は,ゼロに近い」という事実を決して伝えない受験界の悪習をぶち壊したい,そして何より,これまで膨大な努力を法律学習に費やしてきた,司法試験から転向された方に1回で司法書士試験に合格して頂きたいので,今日の記事を書きました。
再度申し上げます。
私のことは嫌いになって頂いても構いません。
しかし,司法試験の学習経験は負債だと思い,意識を高めて下さい。

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