「講師がこんなこと書くのか?」と思われることを書くのが,このブログの特徴でもありますので,躊躇なく書きます。
今週末から,各予備校の本試験の分析会が始まります。
本気で受験された方は,ご受講されることをお勧めします。
お試し受験の方から,「受講するべきか?」とお問い合わせを頂きますが,どちらでも構いません。
まだ勉強していない科目については,聞いていてもわからないので,その点が苦にならなければご受講下さい。
予備校の分析会をご受講する上で,注意事項があります。
これは,その他のガイダンスをご受講される時にも当てはまります。
それは,
分析会を担当する講師の立場を考える
ことです。 
最もわかりやすい区分けは,「基礎講座の講師か,中上級講座の講師か」ということです。
いくつか分析会をご覧頂ければわかりますが,基礎講座の講師は 「基本で解ける」,中上級講座の講師は「新しい対策が必要だ」と言う傾向にあります。
予備校とか試験とかいう話に限らず言えることですが,何か情報を得る時は,「相手がどういう立場で情報を発信しているのか」ということを必ず考える必要があります。
講師は,当然,一人でも多くの方に自分の講座を受講してもらいたいと思っています(もちろん,私も同様です)。
そうすると,自身の講座のレベル・方針が来年度の対策にベストであるという方向に持っていくように,分析をする可能性があるのです。
たとえば,以下のようなことをいう講師はいないでしょう。
基礎講座の講師「基礎講座のテキスト・カコ問の知識だけではとても基準点に届きません。」
中上級講座の講師「基礎講座のテキスト・カコ問の知識だけで十分合格できるので,来年度に向けては,今年度の本試験のために使用した基礎講座のテキスト・カコ問を繰り返し学習しましょう。」
私は,講師が「自身の講座が最高だから,ぜひご受講頂きたい」と思うのは,全く問題ないと思います。
というより,そう思っていないならば,講師なんて辞めるべきです。
問題なのは,そのために偏った分析をすることです。
偏っていない分析とは,たとえば,私は不登法(記述)の解法について,「今年の問題は,『(自身の)図形式整理法』ではなく,『登記記録に書き込む方法』で解いても問題ありませんでした」と申し上げるつもりです。
「図形式整理法」が,登記記録に書き込む方法よりも劣っていると考えているわけではありません。
今年の本試験の問題は,「図形式整理法」を使うまでもなく,迅速に権利関係の整理はできるレベルだったということです(今年の本試験の難しさは,別の所にあります)。
これまでの本試験の問題を見る限りでは,普通の合格レベルの受験生の方であれば,「図形式整理法」の方が有効であることがはるかに多いです。
また,図形式整理法以外で威力を発揮した私の方法論は,多々ありました。
このように私は考えていますが,「『図形式整理法』の方が優れているか」は,みなさんが判断して下さい。
やはり,私は自身の方法論に対して主観ゼロで分析できてはいないでしょうから。
択一に関して申し上げると,みなさんが講師の分析が正しいかを判断するには,みなさん自身が“本試験の1肢1肢をお使いになったテキスト・カコ問と照らし合わせる”必要があります。
昨年も,「1肢1肢の分析をしたら,某講師の分析と違った」というメールを何件も戴きました。
もちろん,予備校の分析会には間に合わないでしょうから,その後で照らし合わせるということで構いません。
よく言われることですが,情報を受け取る側にも,能力が求められます。
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