本試験まで17日です。
兼業受験生は,既に丸暗記の期間に入っているでしょうが,専業受験生もこの土日から丸暗記の期間に入って下さい。
これからは,「理由付け」や「理解」なんて考えている場合ではありません。
理由がわからなかろうが,理解できなかろうが,無理矢理に頭に詰め込んで下さい。
本試験が終わった瞬間に,わからなくなっても構いません。
合格者が試験で出されることのほとんどを理解しているなんてことは,幻想にすぎません。
ただし,以下の点にはご注意下さい。
1. 日曜日には(仕事etc.の関係で日曜日にできないならば違う曜日でも構いません)には,本試験形式の問題(模試や年度別のカコ問)を解いて下さい
2. 学説問題の解き方に不安がある方は,学説問題対策はして下さい
3. 睡眠時間は削らないで下さい(徹夜なんて,もってのほかです)
1について
そこまで必要のない方もいますが,問題を解く感覚を落とさないためです。
2について
学説問題は,多くの受験生にとって合否の分岐点になります。
知識でどうにかしようとする方もいますが, 知識で学説問題のすべてを正解しようとすることは不可能です。
たとえば,平成18年度(午前)の第9問や平成3年度(午前)の第7問を知識で解く方法があるのならば,私に教えて下さい。
これ以外にも,同様に現場処理能力を求められる問題は多数あります。
司法書士試験が,知識の多寡を問うだけの試験であるというのは,これまでの予備校の勘違いにすぎません。
試験委員は,明らかに受験生の方に現場処理能力を求めています。
でないと,合格後に使い物になりませんからね。
「Aといういう考え方があり,これをこのBという事実に当てはめると,Cという結論になる」etc.といったことが,学説問題を解く上で求められることがありますが,同様のことは法律家であれば求められます。
知識だけが多い人間なんて,必要ないんです。
情報技術がこれだけ発展した現代では,知識は調べればよいことです。
対策としては,私の講義をご受講中の方は,講義の冒頭にお伝えしている“学説問題の解き方”で解いて下さい。
まだ民法11回目までしか進んでいませんが(LIVEクラス),典型的な学説問題の解き方は既にお伝えしています。
※私の基礎講座は,平成25年向けですが,今年の本試験の合格を本気で目指している方もご受講されています。シャドウイング用の音声データ(申請書・条文)が得られるetc.の利点があることが理由でしょうか。それか,「今年はダメ元で来年」という方もいらっしゃるのでしょう。ちなみに,私の基礎講座は,従来の「基礎講座」とはその定義も全く異なる真の「基礎講座」です。
私の基礎講座をご受講されていない方は,まずは『司法書士5ヶ月合格法』のP193~198の解き方を習得して下さい。
民法では,この方法を最も使うことが多いですし,不動産登記法でも使えることは多い方法論です。
これ以外の方法としては,“事実をありのままに見る”ということを常に意識して下さい。
たとえば,
平成16年度(午前)の第9問です。
この問題を他に解く方法があるなら,これまた私に教えて頂ければ幸いです。
なお,憲法については,ある程度の知識は入れて下さい。
どこにでもあるテキストに書いてある程度の知識で結構です。
3について
睡眠中に記憶が整理されるというのは,周知の事実です。
脳科学者の著書をお読みになればわかります。
(お知らせ)
明日は,予想会です。
(今日のつぶやき)
度が入っていないメガネを買いました。
少しでも頭が良く見えるため…というのもなくはないですが,まあ元の頭が悪いのでそれは不可能でしょう。
何のためかと言うと,「パソコンから出る青色光(ブルーライト)を遮断するため」です。
そういうメガネがあるんですよ。
おかげで,目の疲れが軽減し,10時間程度パソコンに向かっていた後でも,5~6時間は集中力が持ちます。
別にメガネ屋の回し者ではありませんが,パソコンに長時間向かう仕事の方は,使ってみるのもよいかもしれません。
仕事が終わってご自宅に帰られた後でも,勉強に集中できるかと思います。
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