司法書士試験において,過去問集を使う際に,最も注意するべき点は,以下のことです。
基本的に解説は読まない
過去問を解く目的の1つが,単にその肢の正誤を判断できるようになることではなく,出題の基となっている知識(条文・判例・先例など)を思い出せるようにすることだということは,ご存知だと思います。
よって,過去問を何度も繰り返すことは,無駄が多すぎるので止めてください(これについては,また後日,書きます)。

出題の基となっている知識を思い出せるようにし,本試験で同じところから出たら,(択一であれば)正誤の判断ができなければなりません(もちろん,これだけではダメです。過去問だけでは受かりませんので)。
つまり,重要なことは,本試験で思い出せるかなのです。
ほとんどの講師や受験生の方は,これを意識できていません。
1つの例を挙げると,ほとんどの講師や受験生の方は,「情報の一元化」が重要だと信じ,直前期(4月~6月)のために作業を行うことが勉強だと勘違いしています。
はっきり言って,情報の一元化は自己満足です。
受験勉強というのは,すべて本試験のために行います。
直前期(4月~6月)のために,記憶に直結しない作業(書き込んだり,貼り付けたりすること)をするなんて,あり得ません。
1つに情報が詰まった教材が必要だと主張するならば,最初から1つに情報が詰まった教材を配布すればいいんです(私は情報の一元化は不要だと考えていますので,このようなことはしませんが)。
受験生の方に,記憶に直結しない作業をさせる意味がわかりません。
過去問の学習も,同様です。
「本試験で同様の知識を聞かれたときに思い出せるか」ということを常に考える必要があります。
本試験で問題を解いているシーンをイメージしてください(必ず,今イメージしてください)。
過去問集の解説を思い浮かべますか?(思い浮かびますか?)
それが,答えです。
思い浮かべるのは,(主に)テキストです(トイレの壁紙や携帯の待受画面でも構いません)。
合格者の方の多くは,ある知識を聞かれたときに,「その知識は,テキストの右のページの上にあったな」などということが思い浮かびます。
過去問集の解説を思い浮かべるという人に,私は会ったことがありません(いないことはないそうです)。
ある知識を聞かれたときに,(主に)テキストの該当箇所を思い浮かべられるかが勝負なのです。
よって,過去問を解いたら,正誤だけ確認して,テキストの該当箇所に戻ってください。
なお,過去問集の解説を使用する場合が,3つだけあります。
1. テキストの該当箇所がわからない場合
少し解説を読んでテキストの該当箇所を探したり,解説にある条文や判例などとテキストの索引を照らし合わせたりすることは問題ありません。
2. テキスト未掲載の知識である場合
このときは解説を読んでください。
3. テキストの理由付けなどが不足している場合
過去問集の解説に,テキストにはないわかりやすい理由が書いていることもたまにあります。
これらの場合には,解説を使います。
 

 

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松本 雅典
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