改めまして,本試験,大変お疲れさまでした。
昨日のLIVE配信でも申し上げましたが,本試験直後の現時点での私の基準点予想を申し上げます。
過去の予想
ただ,私の主観に基づく予想は,実際の基準点からズレることも多いです。
以下が,過去9年分の予想(主観)です。
ほとんとが,本試験の当日または翌日にした予想です。
*「( )」が実際の基準点です。
H30 | H29 | H28 | H27 | H26 | H25 | H24 | H23 | H22 | |
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午前択一 | 26 (26) |
27or28 (25) |
27 (25) |
28 (30) |
27 (26) |
28 (28) |
28 (28) |
27 (26) |
27 (27) |
午後択一 | 24 (24) |
24 (24) |
24 (24) |
25 (24) |
27 (24) |
24 (27) |
25 (26) |
25 (24) |
25 (25) |
以上のことを前提に,参考程度に予想基準点をご覧ください。
2019年度(令和元年度)の予想基準点
午後択一:23問
記述 :予想できません
理由は,以下のとおりです。
午前択一
刑法は,少し難しかったですが(出題が予想されていなかった名誉毀損罪の出題など),他の科目はならすと例年どおりの標準的な難易度だと思います。
刑法以外だと,会社法(商法)が難しかったと感じた方が多いと思いますが,会社法(商法)は毎年難しいです。
私は午前択一で2問間違えましたが,すべて会社法の問題です。
形式は,「組合せ問題31問 単純正誤問題4問 個数問題0問」なので,近年の標準的なものです(近年は個数問題の出題が減りました)。
以上から,全体的な難易度は昨年度とあまり変わらないと思います。
午後択一
民事訴訟法が少しキツイです。
司法書士法の司法書士会は,予想していなかった人が多いと思います。
難しいです。
私が今のところ明確に(※各予備校の解答がまだ割れているものがあるので)間違えたのは,司法書士法の問題です。
不動産登記法が,最も難しいです。
1肢が長いですし,見開き1ページを使った対話問題があるなど,リズムよく解けた人はほとんどいないと思います。
商業登記法は,不動産登記法と比べると例年より少し取りやすいと思います。
ただ,その前の不動産登記法が難しいので,時間を残せず,取れなかった方も多いと思います。
こういうことが多いので,午後択一は「マイナー科目→商業登記法→不動産登記法」の順で解いたほうがいいです。
午後択一の基準点が24問未満になったことはありませんが,それがあり得る難易度だと思います。
記述
8年間開示請求答案の分析を続けてきた私の推測ですが,得点調整がされる年度(ex. 平成26年度)とされない年度(ex. 平成28年度)があるため,記述の基準点を予想することは不可能だと考えています。
……と記載しましたが,データに基づく予想が最も信頼性がありますので,以下のデータリサーチにご協力いただければ幸いです。
みなさんに協力いただいたデータリサーチに基づく基準点予想を,7月13日(土)(東京)と7月21日(日)(大阪)の本試験詳細分析会でします。
松本 雅典