司法試験の受験回数3回以上の方は,(もちろん今年司法試験に合格されているのがベストですが)仮に不合格だったときに備え,別の途の準備を始めるという方もいらっしゃいます。
この時期は,そういった方から直接ご相談をいただくこともあります。
そのご相談に対して私が申し上げることは,「司法書士はより身近な街の法律家です」でも,「司法書士試験合格後に認定を受ければ,簡易裁判所の訴額140万円以下の民事訴訟では代理人になれます」でもなく,
予備校の「資産(司法試験の学習経験)を活かして,司法書士試験を目指そう!」という宣伝文句を信じず,相当な覚悟ができない限り,司法書士試験を目指すことはお薦めできません
です。
理由は,以下の記事に書きました。
当然,次の途(備え)を決めるのは,人生を左右しかねない問題です。
5分で読みきれますので,お読みください。
・司法試験の学習経験は負債だと思ってください
・司法試験の受験経験者の方のほとんどが司法書士試験に1回で受からないのはなぜ?
・司法試験の受験経験者の方のほとんどが司法書士試験に1回で受からない3つの理由
毎年,この時期にこのハナシをブログに書いているので,司法試験の受験経験者の方で私の講座を受講する方は減っているはずです。
辰已法律研究所さんのスタッフの方は,「頼むから止めてくれ」と思っているでしょう。
予備校が講師の発言に口を出すことは(法的問題のある発言でもない限り)絶対にないので,言われたことはありませんが。
ただ,司法試験から転向して司法書士試験に合格した方や転向して諦めた方は,「よく言ってくれた!」とおっしゃっていただけます。
「感動した」とおっしゃった方もいました(どこで感動?)。
ということで,私の講座を受講する可能性のない方からは,称賛されるハナシです。
- ご注意
行政書士試験においては,司法試験の学習経験は間違いなくプラスです。
行政書士試験を受ける場合にモチベーションが上がらないかもしれませんが,ほとんどの科目が重なっているため,資産(司法試験の学習経験)だけで合格点が獲れてしまうからです。
公務員試験においても,資産らしいです。
ただ,私は公務員試験についてはまったくわかりませんので,伝聞です。
どの公務員試験かにもよると思います。
近日開催
担当講座