いよいよ明日が司法書士試験となりました。
「自分は本当に合格できるレベルになったのか?」と不安を抱えている方が多いと思います。
私は受験生時代,テキストだけで10冊もあるような試験の知識が,この自分の頭の中に入るのか信じられませんでした。
でも,人間の脳の容量からすると,余裕で入る量です。
「ソラで思い出してください」と言われたら,知識は数十個しか出てこないかもしれません。
しかし,試験問題は,問題文自体が知識を思い出すヒントとなっています。
問題文に条文,判例などの文言が書かれるから,知識を思い出せるんです。
明日の問題文は,敵ではなく,みなさんの味方です。
明日の試験に良い形で入っていくには,「静かな戦闘モード」になれるのが理想です。
以下のように考えることができないか,試してみてください。
「緊張はしているけど,これは恐怖からくるものではない。武者震いだ。」
「たしかに人生をかけた勝負。しかし,試験は現代の戦(いくさ)。勝てば,一気に上がれる。」
これまでの受験勉強,困難が相当あったと思います。
勉強してもそれに対しての報酬はない(むしろ費用がかかる)
勉強をしていることを理解してくれない
専業で勉強していると周りからの風当たりが強い
「今年は受かるの?」と心ない言葉を言われる
ですが,飛行機は向かい風がないと飛べません。
これまで真反対からの向かい風が強かった分,高く飛べます。
明日,飛び立ちましょう!
松本 雅典