答練・模試は受ける必要があるか?(1)

答練・模試

「答練・模試は受ける必要がありますか?」とよく聞かれますので,気が早いですが,今日は模試の方について書きます。

結論から申し上げますと,状況(初学者の方か中上級者の方かやカコ問が終わっているかetc.)にかかわらず,模試は必ず受けて下さい。
最低2回は受けて下さい。
また,1つの予備校の模試ではなく,2つの予備校の模試を受けて下さい。 
ちなみに,みなさんが答練・模試を受けても,私には一銭も入りません。
よって,フラットな立場で書いています。
模試を受ける目的は,「そこで出された問題が本試験で的中する」といったものではなく,「試験慣れ」であるからです。
本試験では,以下の条件で問題を解くことになります。
1. 人生でそう何度も経験しない緊張状態である
2. 周りには知らない受験生の方が多数いる
3. 解く問題は初見の問題である
1について
1については,残念ながらシミュレーションにはなりません。
 
2について
当然のことですが,本試験では知らない受験生の方に囲まれた中で問題を解かないといけません。
自宅でにおいてお一人で問題を解いている時と異なる状況です。
それは,たとえば,午後の部が開始して1時間を過ぎた辺りに現れます。
午後の部が開始し1時間程経つと,試験教室内の問題冊子をめくる音がかなり大きくなります。
択一から解く受験生の方が多数を占めているので,最初の1時間程度はほとんどの方が択一を解いています。
しかし,1時間程経過すると,記述に入る方が増えてきます。
そうすると,記述は不動産登記法・商業登記法ともに(現在は)別紙形式ですので,事案を把握するために登記記録と別紙の契約書を照合する作業などが出てくるため,ページをめくる回数が増えるのです。
これが,午後の部の開始1時間程で,試験教室の状況が様変わりする要因です。
 
こういったことを初めて経験すると,「みんな,もう記述に入ったのか。自分は,まだ択一だ。まずい。」などと焦ってしまいます。
そうならないようにするためにも,本試験前に模試を受験し,「本試験では,周りに他の受験生もいる。」ということを再確認する必要があります。
「本試験では,周りに他の受験生もいる。」ということは,当たり前のことですが,その事実を本試験当日に実感しないで済むようにして下さい。
3について
普段の学習では,単元別の過去問集を使用しますが,直前期には年度別の過去問集で時間配分などの練習をします。
しかし,その多くは,すでに一度は解いたことがある問題です。
よって,初見の問題を時間内に解くことの練習にはなりません。
本試験でも,模試でも,一定割合はカコ問と同様の知識が出題されますが,多くはその問い方を変えてきます。
よって,模試を受けることで,初見の問題を制限時間内に解く練習になります。

答練が必要かについては,また後日書きます。
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明後日が,総選挙ですね。
投票に行かれる方は,最高裁判所の裁判官の国民審査も気にしておいて下さい。
試験範囲です。
以下の条文が,明後日,みなさんに渡される用紙の根拠条文です。

憲法第79条
2項 最高裁判所の裁判官の任命は,その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し,その後10年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し,その後も同様とする。
3項 前項の場合において,投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは,その裁判官は,罷免される。

(今日のリアリスティックPC講座)
このコーナーは,あくまで私が趣味で書いているものです。
よって,見解が偏っていることもあります。
また,OS(Windows8,Windows7,Vista,XP etc.)によって使用できるものとできないものがありますが,Windows7を基準に書いています。
そのため,他のOSでは利用できないものもあります。

PCのIMEは,何を使っていますか?
「PCを購入された時から変えていない」という方も多いと思います。
しかし,入力スピードを上げたいのであれば,ブラインドタッチができるようにする前に,入力ソフトを変えることをお勧めします。
好みがありますが,私のお勧めは,以下のソフトです(無料ソフトです)。 
Google 日本語入力
予測変換機能の性能が高いので,入力スピードも上がりますし,打ち間違いも減少します。
このソフトを入れていると,たとえば,「いただkれば」と入力しても,変換候補に「頂ければ」と出てきます。
【近日開催ガイダンス】
・本試験まで5ヶ月 + α  「新年に誓う5ヶ月合格の『計』」
 平成25年1月1日(火)14:00~15:20 東京本校
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