新刊『リアリスティック民事訴訟法・民事執行法・民事保全法』

市販テキスト『リアリスティック』シリーズ - 市販テキスト『リアリスティック民事訴訟法・民事執行法・民事保全法』

『リアリスティック民事訴訟法・民事執行法・民事保全法』が発売されました。

 

 

 

 

『リアリスティック』テキストシリーズも,マイナー科目に突入です。

これも,使っていただいた方のおかげです。

多くの方にお使いいただき,増刷がされたり改訂版を出させたりさせていただいたおかげで,マイナー科目に突入することができました。

お使いいただいた方に,感謝申し上げます。

 

 

目次

法改正の対応

以下の改正に対応しています。

 

■民法の債権法改正

以下のような箇所に,影響があります。

・訴えの提起による時効の完成猶予

・債権者代位訴訟における訴訟告知

※民法の相続法改正は,民事訴訟法・民事執行法・民事保全法にはほとんど影響がありません。

 

■令和元年の民事執行法改正

・不動産競売における暴力団員の買受け防止

・債権執行事件の終了の規定の新設

・差押禁止債権の範囲変更の制度の周知

・子の引渡しの強制執行に関する規律の明確化

・債務者財産の開示制度の実効性の向上

 

 

民事訴訟法を得意にする方法

本書が扱う3法のうち,出題数が最も多く最も重要なのが民事訴訟法です。

民事訴訟法は,苦手な方が多いです。

本書は,それを「変えられないか?」に挑戦しています。

いくつかの手法を用いていますが,その1つが以下の「民事訴訟の4段階構造」です。

*3段階とする学者もいます。

 

 

(『リアリスティック民事訴訟法・民事執行法・民事保全法』P4より抜粋)

 

 

民事訴訟は,この4段階に分けることができます。

それぞれの段階で考え方が異なります。

たとえば,1番上の請求の段階には「処分権主義」という考え方があります。

 

本書は,「この条文はこの段階のハナシだから,この考え方で……」と4段階構造に従って説明をしていきます。

本書に従って学習すると,みなさんの頭の中に自然と「思考の型(フレームワーク)」ができます

そうすればシメたもので,民事訴訟法の条文や判例を理解でき,整理して記憶できるようになります。

 

 

手続法の学習法

民事訴訟法・民事執行法・民事保全法は,手続法です。

手続法を学習するときは,手続の流れのチャート図にこまめに戻ることが重要です。

問題によっては,手続の流れのチャート図のどのハナシかがわかるだけで解ける問題もあります。

 

そこで本書では,以下のようにチャート図を多数表示しています。

 

 

 

 

これらのチャート図にこまめに戻りながら,テキストを読み進めてください。

 

 

 

本書が,司法書士試験の民事訴訟法・民事執行法・民事保全法の学習法を変えるものとなることを祈念して,自信と期待を持って本書を送り出します。

 

 

 

 

動画

『リアリスティック』テキストシリーズや上記に記載した「民事訴訟法を得意にする方法」「手続法の学習法」について,以下の動画で詳しく説明しています。

 

 

 

 

 

松本 雅典

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