合格体験記5(平成24年度司法書士試験)

合格体験記

平成24年度司法書士試験合格者の方から,合格体験記をお寄せ頂きました。 
直近の合格者の方の生の声が聴ける貴重な機会ですので,ぜひお読み下さい。
予備校名・講師名・書籍名がこれだけ出てくる合格体験記は,そうないと思います。
本日は,TACさんの姫野先生の講座をご受講された方からお寄せ頂いた合格体験記です。
姫野先生は,私も,数少ない好きな先生のうちの一人です。
試験に対する考え方は違うところも多いと思うんですが,尊敬しているところが結構あります。
一度だけお会いしたことがあるんですが,本当に良い先生でした。
また,お会いできる機会があれば嬉しいんですが。
すでにご紹介した合格体験記は,以下のページからご覧頂けます。
合格体験記1
合格体験記2
合格体験記3
合格体験記4
【Y.N

 様
 

20代後半

 

ほぼ専業(アルバイトは今年度のみ)】

私はいわゆる「ベテラン」の部類に入る受験生(5度目での筆記合格)でしたので、ベテランにならないためのアドバイスをお伝えしたいと思います。
これはひとえに「先人の失敗を無視しない」ことです。
 
私の実践した悪い具体例を挙げますと、「模試の過度な復習」「過去問オンリー」です。
前者については当然ですね。模試と同じ問題は一定数出る可能性がありますが、それだけで届くわけがありません。
後者については、午後はある程度伸びます。不動産登記法の出題傾向が少し変わってきてますので断言は出来ませんが、足切り越えは可能でした。ですが午前は追いつけません。午前は時間に余裕があるので、上の崩落を期待するこのスタンスでは厳しいものがあります。
どちらもある程度この試験について情報を集めれば触れる事がある言葉だと思います。特に後者に類する「過去問重視」は、根幹として間違っていないので目にする機会が多いでしょう。ですので午前に落とし穴があることを覚えておいてください。
「合格者の実践した方法が自分に当てはまる可能性は低い」という趣旨の言葉は耳にする機会もあると思いますが、「不合格者の実践した悪い方法が自分に当てはまる可能性は高い」と今更ながら思っていますので、せめて上記2つは実践しないでください。
ではどうしたら良いのか…ですが、これはプロの方の話を聞かれた方がいいでしょう。こちらの松本先生の話も他の試験にも通ずる勉強のやり方としても非常に役に立ちますし、私の受講していたTACの姫野先生の「3つの確かな知識より不確かでも10の知識」という話も感銘を受けました。何より本気の講師の話は受験生にやる気を起こさせます。金銭的都合のつきにくい方でも是非そのエネルギーを分けてもらいに行って欲しいです。
 
余談ですが気にされる方も居るかもしれませんので、私のおおよその点数などを書きます。
去年は記述足切り2点不足。今年は総合+2.5点です。ちなみに過去問アウトプットオンリーで択一午後は21年78点、22年96点でした。もちろん午前で足切りでしたし、22年はもちろん運が上乗せされています。
みなさんの自信になればと思いますので、恥を偲んで初年度の成績も書きますと、午前48点、午後51点でした。
勉強時間はそもそも気にしていませんでしたので分かりません。やるときは朝から晩までやりましたし、やらないときは二日くらいやらない事もざらでした。
いくつかの予備校を単科講座などで利用してきましたが、メインはTAC「択一式対策講座(姫野先生)」です。去年は「理論編」のみ受講でしたが、今年は「上級本科生」で通年受講しました。
 
最後に、「中上級講座は,単に合格するためではなく,確実に合格するために存在します。言い方は悪いかもしれませんが,お金で時間と合格を買うものだと認識して問題ありません。」(姫野司法書士試験研究所より)
人によるところも勿論あると思いますが、食わず嫌いせず、無料公開講座もありますし是非講義を聞きにいって欲しいです。
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