例年どおり,今年度も「学説問題で帳尻合わせ講座」を行います。
この講座は,学説知識(学説の内容・理由・批判)を説明するものではありません。
それは,基礎講座・中上級講座・使用テキストで得るものです。
学説知識ではなく,学説問題の「解法」を説明する講座です。
学説問題に対する考え方は,受験界に以下の3種類があると思います。
学説の内容・理由・批判を知識として記憶する考え方。
欠点
膨大な知識量が要求される司法書士試験において,学説問題を知識でカバーしようとすることは難しい。
国語力型
本試験の現場で考えて解答する考え方(現場思考型)。
欠点
「現場思考型」というと聞こえはよいが,結局は何も方法論を示していないと言える。よって,センスのある受験生の方のみ正解できる事態になってしまう。
そこで私は,学説問題に対しては,以下のスタンスで対応するべきだと考えています。
解法型
各説に関する最低限の知識を入れたうえで,学説問題の解法を習得し,学説問題のパターンによって解き方を変える考え方。
利点
最低限の知識を習得し(「知識型」の知識の増加を脱却),学説問題の解法を習得する(「国語力型」の場当たり的な解答を脱却)。
前者の「知識」については,基礎講座・中上級講座・使用テキストで得てください。
この講座では,後者の「解法」を説明します。
学説問題には,解法があります。
6つの解法パターンを中心に,学説問題の解法を説明します。
1つの解法を説明した動画があります。
※解法を説明している箇所を頭出ししていますが,以下の動画を再生したことがある方は,その再生記録がお持ちの端末に記録されており,頭出しされないことがあります。その場合は,お手数ですが,「54:00」の箇所に移動してください。
同種の講座は業界にほとんどないと思います。
これまで「国語力型でいけ」と言われ,現場でどのように思考するかを示されなかった方は,ぜひご受講ください。
また,これまで「知識型」で解いていた方は,その方針を変える必要はありません。
しかし,解法を知っていて損をすることはありません。
たとえば,平成25年度(午前)第2問,第32問,平成26年度(午前)第4問などを知識として入れていた方はほとんどいないでしょう。
そこで解法を知っていたら,便利だと思いませんか。
日程
※LIVE講義は終了しましたので,通信でご受講ください
ご受講方法
・LIVE
・辰已法律研究所さん各本校ビデオブース(6月6日〔土〕利用開始)
・DVD(6月8日〔月〕発送)
受講料
・LIVE ¥4,500
・辰已法律研究所さん各本校ビデオブース ¥4,500
・DVD ¥5,200
松本 雅典