前回の話の続きです。
前回は,Ⅰについて書きましたので,本日はⅡについてです。
Ⅱについて
基礎講座をご受講されている方,又は,独学で勉強している方は,民法(・不動産登記法)を少し勉強したことがある程度だと思います。
そのため,お試し受験の方の多くが,午前の途中から及び午後の試験中ずっと寝ています。
しかし,これは,非常にもったいない話です。
学習したことがない科目も,解いて下さい。
つまり,「今の時点で解ける問題があるか確認する」とは,既習範囲だけを指すのではなく,未習範囲も指しています。
というよりも,むしろ未習範囲が,何の学習もしていない中でどれくらい解けるかを確認することに意義があります。
特に,学説問題(その次に空欄補充問題)について,時間をかけて解いてみて下さい。
法律知識がない人が,司法書士試験の学説問題を5問連続で正解したという話もあります。
5択を5問連続で正解する確率は,0.032%ですから,その人が3,125人に1人の人だったという可能性もあります。しかし,私は,そうではないと考えています。
学説問題(場合によっては空欄補充も)は,国語力で解けることが多々あります。
ですから,学説を学習していない段階で,どの程度解けるかを確認して頂きたいのです。
論点さえ学習していない段階なので,できなくても全く気にする必要はありませんが,意外と解けたりしますよ。
ちなみに,私が「5か月で司法書士試験に合格できる」という根拠のない自信を持ったのは,これと似た話なんです。
司法書士試験について調べ始めた時に,書店に行きました。
そこで,まず過去問集を見て,どんな問題が出るのかを確認してみました。
そして,解いてみたら, 2問連続で正解しました。
平成21年度の午前の第1問・第2問です。
第1問は,空欄補充問題でした。
もちろん, まぐれで(4%の確率で)正解したのかもしれません。
どう解いたか思い出せないので,真偽はわかりません。
ただ,「なんだ,そんな難しい問題出ないんじゃん」と思えたのが,5か月で合格できると思った大きな理由の1つです。
実際には,平成21年度の午前の第1問・第2問(特に第1問)は簡単だったので,たまたまなんですが。
(お知らせ)
足を運んで頂ければ,幸いです。
・リアリスティック体験講義①
(鹿児島校)5月6日(日)18:00~21:10
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