時間切れって本当にあるの?

平成23年度(2011年度)司法書士試験

今年の本試験の多くの方の感想は,「午後の時間が足りなかった」らしいです。
ここで,今日の記事の題名「時間切れってあるの?」の答えですが,まあ現実に時間切れになった人が多かったわけですから,一般的にはあるんでしょう。
ですが,僕は資格試験において「時間切れ」を経験したことがありません。
・年度別のカコ問
・模試
・平成22年度司法書士試験
・平成22年度宅建試験
・行政書士試験の模試本
・平成22年度行政書士試験
・平成23年度認定考査
・平成22年度適性試験(今日,成績表がきまして,192点(第1部16問・第2部14問・第3部で16問)でした
全て,終了時間の10~1分前に終わりました終わらせました。
以前にも書きましたが,
制限時間は,決まっているんですから,終了時間の10~1分前に終わらせるだけ

です。
基本的な考え方は,上記の記事のとおりでいいんですが,具体的に今年の試験に当てはめてみます。
※僕は,仕事の都合上,本試験当日は午後の問題に2時間しかかけられなかったので,当日に商登法(記述)は解いていません。択一と不登法(記述)を1時間55分(択一1時間10分・記述45分)で解きました。
まず,午後の試験が始まる10分前に,記述の記載量が相当多いことが判ります。
ここで,記述の書く時間をそれぞれ30分に変更します。
これにより,択一にかける時間を1時間27分30秒から1時間10分に変更します(昨年の本試験も,1時間27分30秒はかからず,1時間10分で終わりました)。
そして,残った1時間50分を,不登法(記述)・商登法(記述)に平等に55分ずつ割り当てます(たとえば,記載量が商登法の方が多そうでしたら,50分・1時間にします)。
結果的に,こうなります。
択一1問・・・・・・・・2分(35問で70分)
不登法(記述)・・・書くまでに25分
           書くのに30分
商登法(記述)・・・書くまでに25分
           書くのに30分
この時間配分を,試験が始まる前の10分間でします。
前にも,解く順番etc.は試験開始直前・試験中に決めるべきと書いていました。
「模試や答練で解く順番をシュミレーションしておく」という方法がダメだと言ってたのは,今年の本試験のようなことがあるからです(模試や答練を受ける目的は,別のところにあります)。
だから,このブログに書いている方法が,「現在受験界にある勉強法・思考法の中で間違いなく最高」と書いたのです。
あとは,上記の時間内で答えを出すだけです。
試験中に完全に答えが判るなんてあるわけありませんから,たとえば,択一でしたら,1分50秒たった段階で最も可能性が高いと思う肢をマークします。
記述であれば,25分以上は考えません。
これって,社会人にとっては当たり前のことです。
「3時間以内に企画書を完成させろ」と上司に言われたら,たとえクオリティーが低くても全部書かないといけません。
「時間がなかったので,キャンペーンの目的と内容しか書けませんでした」とは言えません。
クオリティーが低くても,キャンペーンの欠点(=会議で上司につっこまれそうな反論)・その解決策(=上司に言い返すこと)まで書かなくてはいけません。
最後に,前の記事の繰り返しになりますが,大事なことなのでもう一度書いておきます。
司法書士試験とは,まず,択一の基準点を超えないとどうしようもない
というのは,完全なウソです。
択一の基準点を超えようが、記述にかける時間がなくなって記述の基準点を超えないなら同じこと
です。
「まず択一」というのは,単に採点する順番しか考えてないだけです。
全ての記述の解答用紙の採点をするのが面倒だから,マークシートの択一から採点するだけです。
みなさんの目的は,記述の採点をしてもらうことではなく,合格することなはずです。
3つの全ての基準点を超えるために,バランスよく時間をかけなくてはいけません。
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