7月中旬に,『リアリスティック民法Ⅰ~Ⅲ』の続刊『リアリスティック不動産登記法Ⅰ・Ⅱ』が発売されます。
書店には,7月13日(木)~14日(金)頃から並ぶかと思います。
「はしがき」に,このテキストへの私の思いを書いたので,はしがきを掲載いたします。
不動産登記法は,体系書がほとんどありません。民法は,研究している学者も多く,体系書が多数あるため,体系がほとんど確立しています。しかし,不動産登記法は確立しているとはいえません。1つ確立しているといえるのは,不動産登記法の条文ですが,不動産登記法の知識が相当なければ,条文順で学習するのは困難です。また,不動産登記法に欠かせない先例・通達・登記研究の質疑応答は,必ずしも条文単位で出るわけではなく,見方によってはバラバラに出ます。
つまり,不動産登記法の説明順序は固まっていないのです。
そこで,このテキストでは,私が体系を作成しました。不動産登記法を初めて学習する方でも無理なく学習できるような体系にしました。これがどれだけ成功しているかが,このテキストが「受験界で最もわかりやすいテキスト」となれるかの大きな要素となります。不安と期待を併せつつ,私の頭の中にある不動産登記法の体系を「テキスト」という形で受験界に送り出します。
なお,以下のすべてを実現しようとしたのは,『司法書士試験 リアリスティック民法』と同様です。
多すぎず少なすぎない情報量
体系的な学習
わかりやすい表現
基本的に「結論」→「理由」の順で記載
理由付けを多く記載する
思い出し方を記載する
図を多めに掲載する
表は適宜掲載する
『司法書士試験 リアリスティック民法Ⅰ[総則]』のはしがきにも記載しましたが,私が辰已法律研究所で担当しているリアリスティック一発合格松本基礎講座を受講していただいたすべての方に改めて感謝の意を表したいと思います。受講生の方が私に寄せてくださった数千件のご質問や本気で人生をかけて合格を目指し闘っている姿を見せてくださるおかげで,私はこれまで講師を続けることができましたし,このテキストが完成しました。
平成29年7月
辰已法律研究所 専任講師
松本 雅典
出版社の方や校正をしていただいた方(非常に丁寧な校正をしていただきました)はもちろんですが,私の基礎講座をご受講いただいた方,『リアリスティック民法』をお使いいただいた方など,多くの方のおかげで,「テキスト」という形にすることができました。
改めまして深謝いたします。
【抜粋】
本テキストの抜粋をご覧いただけます。
・『司法書士試験 リアリスティック不動産登記法Ⅰ・Ⅱ』抜粋(ⅠP2~4,103~104,196~199,205~206,326~327,ⅡP31~32,164,307,362~364,423,439)(PDF)
*抜粋であるため,ページ間でハナシがつながっていない点はご了承ください。
- データリサーチ
以下のデータリサーチにご協力いただければ幸いです。
みなさんに協力いただいたデータリサーチに基づく基準点予想を,7月8日(土)14:30~18:20の本試験詳細分析会(東京〔高田馬場〕・無料)でします。
- 松本へのご連絡のお願い
リアリスティック一発合格松本基礎講座をご受講された方は(ご受講年度を問いません),自己採点結果のご報告をsihousyosi_5month@yahoo.co.jpまでメールしていただけると大変嬉しいです。
それが,1番気になっています!
合格発表までの過ごし方など,今後についてのご相談もご遠慮なくおよせください。
*通常メールを頂いた翌日までには返信しております。3日以上経っても返信がない場合は,届いていないと思われます。大変お手数ですが,別のメールアドレスからお送りいただければ幸いです。
松本 雅典