姫野先生が新刊『リアリスティック商業登記法[記述式]解法』について,以下の記事を書いて下さいました。
暴露
「返事はメールでオッケー」とありますが,姫野先生のブログは司法書士試験受験生の相当数の方がご覧になっていると思いますので,ブログに書ける範囲で書いてみます。
まずは姫野先生の上記の記事をお読み下さい。
お帰りなさいませ。
それでは,疑問にお答えしてみます。
■1つ目の疑問(なぜ,解法を暴露するのか?)について
価値判断になりますので,講師が悩むところですよね。
私も,もちろん,他の講師と同じく「講座をご受講していただいている方に,最も有益な情報を提供したい」という思いはあります。
しかし,講座をご受講されない方にも提供したいという思いもあります。
あとは,「こんな方法があるんですよ」とより多くの方に知っていただきたいという,個人的な欲望もあります(悪く言うと自己顕示欲でしょうか)。
最後の自己顕示欲は置いておくと,「書籍にしても構わない」と判断するのは,「私の講座をご受講されている方が不公平感を感じないであろう」と考えたからです(実際に受講生の方がどう感じるかはわかりませんが)。
講座をご受講される方は,新刊も使用しつつ,その解法で13問の解説を聴くことができます。
出し惜しみして書けるほど器用ではないので,新刊にも,執筆時点で自分が「最高だ」と思えるものを書きました。
しかし,今後の講義では,それを上回る方法論を提示できる自信もあります。
毎年改良されなければ,毎年講義をする意味がありませんから。
姫野先生が『司法書士 新・標準テキスト』を出された時も,そうだったのではないかなと思います。
現在の講座のテキストのほうが,はるかに良くなっていると思います。
だからといって,「姫野先生も記述の解法の書籍を出して下さい!」と申し上げているわけではありません(笑)
テキストと記述の解法ですと意味合いが異なりますし,講師の価値判断ですしね。
姫野先生が記述の解法の書籍を出したら,すぐに買いますが。
■2つ目の疑問(なぜ,平成23年度の商業登記法の記述式問題を取り上げないんでしょう?)について
私も,平成23年度が最も難しいと思っています。
新刊を書くに当たって,再度,商業登記(記述)の過去問を解き直しましたが,平成23年度は本当に疲れます。
「別紙で示された株主総会議事録で決議している事項の一部が既に登記されている」など出題方法の特異さだけではなく,検討しなければならない論点が多すぎるので,本当に疲れます。
姫野先生の疑問は,「『最も難しい平成23年度の問題も,この解法で解ける』と示すべきだ」ということだと思います。
違っていたら,すみません。
「相手の意図を間違えて捉えて,反論する」ということはよくあることなので(わざと間違えて捉えて反論する卑怯な手法もあります),間違っていないといいのですが。
このご指摘にもっともな点もあるのですが,新刊に掲載している問題は,「私の解法を初めて知った方が,それを習得してもらうためのきっかけの問題」です。
私の講義をご受講したことがある方を除き,ほとんどの読者の方が「初めて見る解法」です。
記憶には,「知識記憶」「経験記憶」「方法記憶」などがありますが,解法はこの3つの中で最も習得に時間がかかる(その代わり一度身につけたら抜けにくい)「方法記憶」です。
「知識記憶」の面もありますが,おそらく私は姫野先生より「方法記憶」と捉えている要素が強いと思います(これも違っていたらすみません)。
読者の方の能力にかかわらず,第2編の「解法の解説」だけを読んでも,身につかないと考えています。
個人差はありますが,最低でも10問程度は問題を解く必要があります(この話はP24に書いています)。
よって,第2編の「解法の解説」を読んで「こうやって解くんだ~」と知っていただいたとしても,第3編の問題を解いている際には,たとえば,「次は,どこを検討するんだっけ?」となるはずです。
ただでさえ解法に慣れていないのに,いきなり平成23年度の問題を持ってくるのは酷だと思います。
また,まだ会社法・商業登記法の知識が十分でない読者の方も多いでしょうから(最も早い方で会社法・商業登記法の「組織再編」まで学習が終わった方を想定しています),できる限り解法の習得に集中できるよう,難しすぎない問題にしました。
平成18年度以降で最も簡単だと思われる平成18年度にしようかとも思ったのですが,さすがにこれは簡単すぎますし,会計限定監査役(平成26年改正会社法の改正事項であるが登記記録例は出ていない)が論点になっているので問題として採り上げにくいという理由から,見送りました。
こういう講義している予備校とは関係のないネット上での講師同士のやり取りは,受験生の方にとっては面白いのではないでしょうか?
まったく他の予備校名や他の予備校の講師名を挙げず,挙げるのは自分が講義をしている予備校の講師の名前だけで,お互いを褒めあったり,お互いの書籍や講座を宣伝し合ったりしているのは,受験生の方からすると冷めるだけだと思います(少なくとも,私が受験生であった時は,そうでした)。
場合によっては,お互いの評判を下げることにさえつながるのではないでしょうか。
「信用できない」と思われたら,終わりですからね。
私は,講師はそれぞれがブランドだと思っていますので(高級ブランドかは受験生の方が決めます),ブランドの信用性がなくなったら終わりだと考えています。
ブランド物を買う時,「このブランドだから,生地は大丈夫だろう」などという信用が前提にあるじゃないですか。
姫野先生,メールはまた後日返信します(次は私の番です)。
 
 
松本 雅典
近日開催ガイダンス

141021近日開催ガイダンス


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この講座が,松本が提供する,初学者の方及び中上級者の方のための講座です(初学者の方であろうと,中上級者の方であろうと,同じ合格を目指すわけですから,学習すべき内容は変わりません)。
本講座のガイダンスは,以下のページからご覧頂けます。特に「民法第1回講義」「不動産登記法第1回講義」「リアリスティック導入講義 民法の全体像1・2」「リアリスティック導入講義 会社法の全体像1・2」をご覧下さい。
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