苦手分野がないという方は,ほとんどいないと思います。
中上級者の方は,もちろん,「この分野が苦手だ」という自覚があるでしょうし,初学者の方でも,会社法・商業登記法の学習に入ったくらいで,苦手分野の意識が出てきます。
得意分野にいくら時間をかけても点数は伸びませんので,合格するためには,苦手分野を(得意分野とは言えなくても)苦手意識のないレベルにまで持っていく必要があります。
よって,その持っていき方を順を追ってご説明します。

【第一段階】苦手“分野”を明確にする

苦手科目ではありません。苦手分野です。
タイトルもそうですが,実は,この記事内では,すべて苦手“分野”と記載しています。
漠然と「不動産登記法が苦手だな~」「会社法が苦手だな~」というイメージを持っている方が多いのですが,それは間違いです。
不動産登記法でいえば,「添付情報の添付の基準が全くわからない。所有権保存の登記もダメ。抵当権設定の登記もダメ。根抵当権もダメ・・・」ということはないはずです(もしそのような状態なら,苦手なのではなく,単に不動産登記法をきちんと勉強していないだけです)。
よって,「総論の電子申請(オンライン申請)の知識が曖昧だ」(『Realistic Tex不動産登記法Ⅰ』だとP59~63),「添付情報の提供の判断基準については,各論で散々やったから大丈夫だけど,申請書または委任状への記名押印が苦手だ」(『Realistic Tex不動産登記法Ⅰ』だとP83~86)などと明確にしてください。
このとき,「仮処分が苦手だ」程度なら構いませんが,「不動産登記法の総論が苦手だ」とはしないでください。
たとえば,リアリスティック一発合格松本基礎講座をご受講中の方で,総論のうち,添付情報の提供の判断基準(『Realistic Tex不動産登記法Ⅰ』P67,75,83,89,90)が苦手という方は,いないはずです。
一貫した判断基準を各論で説明し続けましたから。 
あと一点ご注意頂きたいのが,苦手分野を明確にするにあたって,感覚だけでは決めないでください
「苦手意識はあるが,問題はなぜか解ける」という場合もあります。
それは,苦手分野ではありません。
感覚だけではなく,「その分野の過去問を解いて正解できるか?」「テキストでアウトプットをする際(※),思い出せない事項が多いか?」ということを判断基準にしてください。
※テキストでアウトプットするのは,ポイントだけで構いません。リアリスティック一発合格松本基礎講座をご受講されている方であれば,赤と緑です。赤と緑も,一字一句ではなく,肢の正誤を判断できるレベルでポイントを思い出せればOKです。『予備校講師が独学者のために書いた 司法書士 5ヶ月合格法』
のP230~239をご覧ください(最も学習効率の高い「テキストでアウトプットする方法」について書いてあるページです)。
第二段階以降は,苦手分野の対策法(2)に記載します。
 
松本 雅典

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