今まで,何回か触れようとして触れなかった話。
それは,新司法試験・予備試験 → 司法書士試験へという話です。
司法書士試験にしか合格していない僕が,語ってもいいのかという迷いがあったため,今まで書いていませんでした。
ですが,書く必要が出てきました。
なぜなら,新司法試験・予備試験 → 司法書士試験というルートを採る人は,今後ますます増えていくと思われるからです。
新司法試験の合格者数は減少していますし,予備試験にいたっては論文の合格者が123人と期待されていたよりもはるかに少ない厳しい結果となってしまいました。
新司法試験・予備試験 → 司法書士試験という流れで現時点で考えられるパターンは、
① 法科大学院を卒業後,三振して司法書士試験に転向
② 予備試験を諦めて,司法書士試験に転向
③ 予備試験を目指しつつ,司法書士試験も受ける
これ以外の,法科大学院に在学中に or 法科大学院を卒業して新司法試験を目指している間に or 予備試験合格後に,並行して司法書士試験を目指すというのは,いくらなんでも止めた方がいいと思います。
新司法試験の合格者数が当初よりも減少しているからといって,旧司法試験よりははるかに受かりやすい試験であることは紛れもない事実です。
せっかく受験資格を得た(もうすぐ得られる)わけですし期限もあるわけですから,新司法試験一本に絞るべきです。
①ですが,失権者が毎年出ている以上,避けられない流れでしょう。もう1度法科大学院に入るのは金銭的・時間的に厳しい方がほとんどでしょうし,予備試験の論文合格者が123人しかいなかった以上こちらも厳しい道です。
②ですが,予備試験の論文の結果を受けて,別の道を考える人は多いでしょう。
③ですが,これも予備試験の論文の結果を受けての流れです。予備試験だけを目指すという人は,減っていくでしょう。
ということで,①~③の方の司法書士試験対策です。
まず,勉強を始める前に,年度別のカコ問を最低2年分解いてみて下さい。
そして,司法書士試験がどれくらいのレベルかを知って下さい。
続いて,科目ごとの対策です。
<午前>
憲法・・・・・基本的には,1秒も勉強しないでいいです。
民法・・・・・物権・親族・相続は,少し知識を足す必要があります。
刑法・・・・・2年分のカコ問を解いて1問ミスまでなら,本試験直前にサラっと確認するだけでいいです。つまり,どれだけ判例問題に対応できるかということです。
会社法・・・勉強する必要のある条文が増えますので,対策が必要です。
<午後>
民訴・・・・・・・・・少しだけ条文対策がいるかもしれません。
民執・・・・・・・・・普通に勉強して下さい。
民保・・・・・・・・・同上
供託法・・・・・・・同上。民法の債権法の知識があるので,弁済供託etc.の対策は容易だと思われます。
司法書士法・・・1番割に合う科目なので,普通に勉強して点を獲って下さい。
(ここからが最も重要です)
不登法・商登法・・・・・・・今までの法律の勉強とは,かなり性質が違うという覚悟を持って勉強して下さい。これらの科目の出題の中心となる先例・通達・登記研究の全てに,民法etc.と同じような立法趣旨や理論があると思わないで下さい。この間の記事で書いたことが,最も当てはまるのがこれらの科目です。特に,不登法ですね。商登法は,学者の本がまだ少しはあるのですが,不登法に関してはほとんどありません。実務では,結論(どういう手続をしろとお上が言っているか)がほぼ全てです(まれに,根拠がおかしいとか言って法務局と戦おうとする司法書士がいますが,お客様にとっては迷惑なだけです)。
この話については,また書くかもしれません。
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